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sgtitle

タイトルをプロットのグリッドに追加する

説明

sgtitle(txt) は現在の Figure でサブプロットのグリッドの上にタイトルを追加します。Figure が存在しない場合、このコマンドが作成します。

sgtitle(target,txt) は、現在の Figure ではなく、指定した Figure、パネル、またはタブでサブプロット グリッドにタイトルを追加します。

sgtitle(___,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用して、テキスト プロパティを変更します。たとえば、'FontSize',12 は 12 ポイントのフォントを指定します。プロパティの一覧については、Text のプロパティ を参照してください。名前と値のペアの引数は、その他すべての入力引数の後に指定します。

sgt = sgtitle(___) は、タイトルの作成に使用したサブプロット Text オブジェクトを返します。

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4 つのサブプロットを含む Figure を作成します。各サブプロットにタイトルを追加して、タイトル全体をサブプロット グリッドに追加します。

subplot(2,2,1)
title('First Subplot')
subplot(2,2,2)
title('Second Subplot')
subplot(2,2,3)
title('Third Subplot')
subplot(2,2,4)
title('Fourth Subplot')

sgtitle('Subplot Grid Title')

Four axes in a figure that each have a title. An overall title is displayed at the top of the figure.

プロパティを設定してタイトルの外観を変更します。まず名前と値のペアの引数を使用し、その後、作成した Text オブジェクトを返し、ドット表記を使用します。

名前と値のペアの引数を使用して Color プロパティを変更します。次に、ドット表記を使用して FontSize プロパティを変更します。

subplot(2,1,1)
title('First Subplot')
subplot(2,1,2)
title('Second Subplot')

sgt = sgtitle('Subplot Grid Title','Color','red');
sgt.FontSize = 20;

Two axes in a figure that each have a title. A red, larger title is displayed at the top of the figure.

入力引数

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表示するテキスト。文字ベクトル、文字ベクトルの cell 配列、string 配列、または数値として指定します。

例: 'my label'

例: {'first line','second line'}

例: string('my label')

例: 123

テキストに数値変数を含めるには、関数 num2str を使用します。以下に例を示します。

x = 42;
txt = ['The value is ',num2str(x)];

上付き文字、下付き文字、ギリシャ文字、数学記号などの特殊文字を含めるには、TeX マークアップを使用します。サポートされるマークアップの一覧については、Text オブジェクトの Interpreter プロパティを参照してください。

複数行のテキストを作成するには、以下の規則を使用します。

  • cell 配列を使用して、{'first line','second line'} のように、各セルにテキストを 1 行ずつ含めます。

  • string 配列を使用して、string({'line one','line two'}) のように、各要素にテキストを 1 行ずつ含めます。

  • 文字配列を使用して、['abc'; 'ab '] のように、各行に同じ数の文字を含めます。

  • sprintf を使用して、sprintf('first line \n second line') のように、改行文字を含むテキストを作成します。このプロパティは、改行文字を含むテキストを cell 配列に変換します。

テキストに数値のみが含まれている場合、sprintf('%g',value) を使用して変換されます。たとえば、123456781.23457e+07 として表示されます。

サブプロット グリッド コンテナー。FigurePanel または Tab オブジェクトとして指定します。

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: sgtitle('My Title','FontSize',14)

メモ

ここでは、プロパティの一部だけを紹介しています。完全な一覧については、Text のプロパティ を参照してください。

フォント サイズ。ポイント単位のゼロより大きいスカラー値として指定します。既定のフォント サイズは、特定のオペレーティング システムとロケールによって異なります。1 ポイントは 1/72 インチです。フォントの単位を変更するには、FontUnits プロパティを使用します。

例: 12

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

フォント名。サポートされているフォント名または "FixedWidth" として指定します。テキストを正しく表示し印刷するには、システムでサポートされているフォントを選択しなければなりません。既定のフォントは、オペレーティング システムとロケールによって異なります。

どのロケールでもテキストが整って見える固定幅のフォントを使用するには、"FixedWidth" を使用します。固定幅フォントは、ルートの FixedWidthFontName プロパティによって決まります。ルートの FixedWidthFontName プロパティを設定すると、表示内容が新しいフォントを使用して直ちに更新されます。

バージョン履歴

R2018b で導入

参考

関数

プロパティ