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MATLAB コードの単精度の設計

倍精度の MATLAB® コードから単精度の MATLAB コードへの変換

単精度数は 32 ビットのみを使用するため倍精度数より必要メモリが少なくて済みますが、浮動小数点演算から多くの利点が得られます。コマンド ラインで関数 convertToSingle を使用し、倍精度 MATLAB コードを単精度に変換できます。元のアルゴリズムに変更を加えることなく、コードの単精度バージョンの動作を検証できます。

検証オプションを使用するには、convertToSingle に渡す coder.SingleConfig オブジェクトを作成します。次のことが可能です。

  • 単精度型を適用してテスト ファイルを実行し、数値をテスト。

  • シミュレーション データ インスペクターまたは独自のプロット関数を使用して、倍精度のテスト結果と単精度のテスト結果を比較。

MATLAB Coder™ ライセンスがある場合は、次のことが可能です。

  • MATLAB Coder アプリを使用して、単精度の C コードを生成。このワークフローは、単精度の C コードを最も直接的に生成することを目的とし、中間的な単精度 MATLAB コードは確認しない場合に使用します。

  • codegen-singleC オプションと共に使用して、単精度の C コードを生成。このワークフローは、単精度の C コードを最も直接的に生成することを目的とし、中間的な単精度 MATLAB コードは確認しない場合に使用します。

  • codegencoder.SingleConfig オブジェクトと共に使用して、単精度 MATLAB コードを生成。このワークフローは、単精度の MATLAB コードを表示する場合、または検証オプションを使用する場合に使用します。

  • codegencoder.SingleConfig オブジェクトおよびコード構成オブジェクトと共に使用して、単精度の C コードを生成。このワークフローは、単精度の C コードを生成し、かつ、単精度の MATLAB コードを表示する場合、または検証オプションを使用する場合に使用します。

関数

convertToSingle倍精度の MATLAB コードから単精度の MATLAB コードへの変換
coder.config固定小数点または単精度の変換のための構成オブジェクトの作成

クラス

coder.SingleConfig倍精度から単精度への変換構成オブジェクト

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