MathWorks ライセンス マネージャーの変更 – 2013 年 9 月適用開始

MathWorks は、本書によって R2013b のソフトウェア更新手続きに対する変更予定のお手伝いをします。

2013 年 9 月より、新しいネットワーク ライセンス ファイル形式の利用を開始いたします。業界のセキュリティ標準にならい、新しいライセンス ファイル形式には属性が追加されています。R2013b 製品の実行には、R2013b ライセンス マネージャーのアップグレードおよび R2013b ライセンス ファイルの使用が必要となります。ライセンス マネージャーの更新を行わないと、ライセンス マネージャーが新しいライセンス ファイルの形式を読み取れず、開始に失敗する可能性があるため、R2013b またはそれ以降のリリースを実行できません。

よくある質問

  1. 新しいライセンス ファイル形式は、以前のリリースの使用にどのような影響を与えますか?

    R2013b ライセンス ファイルおよび R2013b ライセンス マネージャーを使用している場合は、以前のリリースのライセンスを利用できます。R2013b ライセンス マネージャーを使用している限り、メンテナンス対象外の古いラインセンス ファイルを R2013b ライセンス ファイルと結合することも可能です。さらに、オプション ファイル、レポート ログ、スタートアップ手順など、その他のライセンス管理操作を変更する必要がありません。

  2. R2013b ライセンス マネージャーへのアップグレード準備ができていない場合はどうしたらよいですか?

    R2013b ライセンス マネージャーへのアップグレードを行わないと、既存のライセンス サーバー構成で R2013b 製品を利用することはできません。しかし、既存の構成は機能し続けます。いかなる理由において更新済みのライセンス ファイルを必要とする場合 (製品の追加購入または製品の譲渡など) は、古いライセンスファイル形式の使用が必要となります。更新済みの R2013a ライセンス ファイルは、ライセンス センターから古いライセンス形式で取得できます。

  3. 最新のライセンス マネージャー ファイルは、どこから取得できますか?

    ライセンス マネージャー ページより、最新のライセンス マネージャー ファイルをダウンロードできます。

  4. ライセンス マネージャーは、リリースされるたびにアップグレードする必要がありますか?

    最善策として、使用しているリリースの最新バージョンのライセンス マネージャーを常に実行することを推奨します。これにより、各リリースに対して MathWorks が実行する拡張テストの利益を確実に得ることができます。

  5. この変更に関して他に質問がある場合はどうしたらよいですか?

    詳細については、カスタマー サービスまでお問い合わせください。

ネットワーク ライセンス管理に対する過去の変更 (リリース別)

R2011b
R2011a
R2010b

R2011b

MathWorks は R2011b にて、ライセンス マネージャーへの更新を開始いたします。

  1. R2011b ライセンス マネージャーは、以前のバージョンとどのように異なりますか?

    R2011b ライセンス マネージャーは、サーバーの起動前にネットワーク ライセンス オプションに必要なライセンス ファイルの整合性を自動的に検証します。

  2. ライセンス マネージャーを起動する際に異なる操作が必要ですか?

    いいえ。操作手順を変更する必要はありません。

  3. なぜ、MathWorks はこの変更を行うのですか?

    ライセンス マネージャーに対するこの変更によって、ネットワーク ライセンス管理に関する非コンプライアンス問題を軽減できるためです。

  4. ライセンス マネージャーによってライセンス ファイルに問題が検出された場合は、何が発生しますか?

    ライセンス マネージャーに、サーバーを起動するために解決すべき問題を説明するエラーメッセージが表示されます。

  5. ライセンス マネージャーは、MathWorks にデータを通知または返信しますか?

    いいえ。

  6. この変更によって、現在のライセンス ファイル形式の下位互換性問題は解消されますか?

    いいえ。この変更では、下位互換性問題は解消されません。

  7. 更新済みのライセンス マネージャーに関して他に質問がある場合はどうしたらよいですか?

    この変更に関するご質問は、カスタマー サービスまでお問い合わせください。

R2011a

MathWorks は R2011a にて、MAC および LINUX 用のライセンス マネージャー スタートアップ スクリプトである lmstart への変更を開始いたします。スクリプトは、サーバーの起動前に Concurrent および Network Named User ライセンス オプション向けのライセンス ファイルの整合性を自動的に検証します。

  1. lmstart スクリプトとは何ですか?

    MathWorks は、ライセンス マネージャー デーモンを起動する顧客向けにlmstart ライセンス マネージャー スタートアップ スクリプトを提供しています。

  2. R2011a ライセンス マネージャーは、以前のバージョンとどのように異なりますか?

    R2011a lmstart スクリプトは、サーバーの起動前に Concurrent および Network Named User ライセンス オプションのライセンス ファイルの整合性を自動的に検証します。

  3. ライセンス マネージャーを起動する際に異なる操作が必要ですか?

    いいえ。操作手順を変更する必要はありません。

  4. なぜ、MathWorks はこの変更を行うのですか?

    拡張された lmstart スクリプトによって、ネットワーク ライセンス管理に関するコンプライアンス非対応の問題を軽減できるためです。

  5. スクリプトによってライセンス ファイルに問題が検出された場合、何が発生しますか?

    スクリプトに、サーバーを起動するために解決すべき問題を説明するエラーメッセージが表示されます。

  6. lmstart スクリプトは、MathWorks にデータを通知または返信しますか?

    いいえ。

  7. この変更によって、現在のライセンス ファイル形式の下位互換性問題は解消されますか?

    いいえ。この変更では、下位互換性問題は解消されません。

  8. 拡張されたライセンス マネージャー スタートアップ スクリプトに関する質問がある場合は、どうしたらよいですか?

    この変更に関するご質問は、カスタマー サービス  までお問い合わせください。

R2010b

MathWorks は R2010b にて、Concurrent および Network Named User ライセンス オプション向けに新しいライセンス ファイル形式の利用を開始いたします。

  1. R2010b ネットワーク ライセンス ファイルは、以前のバージョンとどのように異なりますか?

    MATLAB Release 2010b は、新しいネットワーク ライセンス ファイル形式を採用します。新しい形式には、各リリースのライセンス ファイル内に異なるセクションが追加されています。

  2. なぜ、MathWorks はネットワーク ライセンス ファイルの形式を変更するのですか?

    新しいライセンス ファイルの形式は、顧客のライセンス管理体験を向上させるためです。また、ネットワーク ライセンス管理に関するコンプライアンス非対応の問題を軽減できます。

  3. 新しいライセンス ファイル形式のメリットは何ですか?

    ライセンス管理者が、MathWorks からカスタム ライセンス ファイルを要求することなく、ライセンスで使用可能なすべてのプロダクト キーにアクセスできるようになりました。新しい形式はまた、ネットワーク ライセンス ファイルの更新に関する混乱およびコンプライアンス非対応への露出を減少させます。

  4. 新しいライセンス ファイルは、下位互換性がありますか?

    はい。新しいライセンス ファイルは、下位互換性を保持します。

  5. 既存のライセンス マネージャーには、どのような変更が必要ですか?

    Network Concurrent:
    新しいファイル形式のサポートに必要なライセンス マネージャーの変更はありません。既存のオプション ファイルは、追加ライセンス キーのアカウントに対して変更が必要な場合があります。

    Network Named User:
    一部のライセンスは、ライセンス ファイル内のその他のシートまたは製品にユーザーを割り当てるために、既存のオプション ファイルを変更する必要があります。

  6. 新しいネットワーク ライセンスのファイル形式に関する質問がある場合は、どうしたらよいですか?

    新しいファイル形式に関するご質問は、カスタマー サービス までお問い合わせください。