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線形回路の定常状態解析

この例では、Powergui ブロックと Impedance Measurement ブロックを使用した線形電気回路の定常状態解析を示します。

G. Sybille (Hydro-Quebec)

説明

第 5 次高調波フィルターは、60 Hz、100 V の誘導性電源によって電力が供給される母線に接続されています。第 5 次高調波 (300 Hz、1 A) 電流が母線に印加されています。

この線形システムは、3 つの状態 (2 つのインダクター電流と 1 つのコンデンサ電圧)、2 つの入力 (Vs、Is)、および 2 つの出力 (Current Measurement および Voltage Measurement) から構成されています。

Impedance Measurement ブロックを使用して、回路のインピーダンスに対する周波数特性を計算します。

シミュレーション

1. Powergui ブロックを使用して、電圧および電流の位相ベクトルの定常状態 60 Hz および 300 Hz の成分を検出します。3 つの状態 (位相ベクトルと初期値) を Powergui ブロックから取得することもできます。

2. Scope を開き、[シミュレーション]、[開始] メニューからシミュレーションを開始します。シミュレーションが定常状態で開始されていることに注目してください。Powergui ブロックを使用して [Impedance vs Frequency Measurement] を選択します。新しいウィンドウが開きます。

3. 指定した周波数範囲ベクトルに対し、測定が行われます [0: 2:1000] (0 ~ 1000 Hz 2 Hz ステップで実行)。[表示] ボタンをクリックします。グラフィックス ウィンドウにインピーダンスが表示されます。フィルターの調整済み周波数に対応する、300 Hz の直列共振に注目してください。