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同期モーターの始動

この例では、同期モーターの始動手順を示します。

Richard Gagnon (Hydro-Quebec)

説明

同期モーターが始動すると、励起 DC 電圧が界磁巻線に印加されなくなります。モーターは、ダンパーおよび界磁巻線に電流が誘導される誘導機モードで始動されます。抵抗は、界磁巻線全体に接続され、許容範囲の界磁電流を生成すると共に、界磁巻線全体に誘導された電圧を制限します。速度が同期速度付近のプリセット値に達すると、界磁巻線は DC 電圧源に接続され、モーターはシステムの周波数で同期します。

同期機モデルでは、界磁巻線端子は使用できません。代わりに、界磁電圧を表す Simulink® 信号がマシンの Vf 入力に適用されなければなりません。したがって、Vf 入力が未接続の場合、ゼロの界磁電圧が巻線に印加されます。つまり、界磁巻線は短絡されています。この例では、界磁電流 (idf) およびゲイン ブロック (R_start) を使用して、界磁巻線全体に接続されている抵抗を実装します。

このモデルでは、60 kVA 400 V 50Hz 同期モーターの始動手順を示します。このモーターは、t = 0.1 秒で回路ブレーカーを閉じることによって無負荷で始動します。界磁巻線全体に最初に接続される抵抗は 2 pu です。回転子の速度が 0.99 pu に達すると、"R_start" 抵抗が界磁端子から切断され、"Vf source" (1 pu) に置き換えられます。同時に、機械動力がゼロから 1 秒の定格機械動力 (Pm = -0.5 pu) の 50% に上昇します。モーターは、約 t = 1.3 秒で同期速度 (1 pu) の状態に固定されます。