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データシートからの PMSM のパラメーター化

この例では、PMSM がデータシートから正しくパラメーター化されているという信頼度を高める、2 つのテスト ハーネスを説明します。また、定格速度と定格トルクでのモーターの効率を計算します。

モデル

以下の定格条件のテスト ハーネスでは、減衰と摩擦にデータシートの値を使用し、さらに、定格速度で回転しているときに定格トルクに達するよう大きさが設定された、線形ダンパーが追加されています。3 つの電流源によって定格電流が供給されます。このテスト ハーネスは、モーターが定格速度において定格トルクを伝達できることを検証し、さらにモーターの効率も判定します。

停動条件のテスト ハーネスは、トルク センサー経由で R と C の機械的接続を実質的にショートさせることによって、停動イベントを再現します。トルク センサーによって測定されたトルクは、停動トルクのデータシート値に対してチェックされます。不適切な停動トルクは、不正確なトルク定数の値を示す場合があり、データシートに測定規則が定義されていないことがその原因となっている可能性があります。

定格条件

以下のプロットは定格条件のテスト ハーネスから生成され、モーターが定格速度で定格トルクを伝達できることを検証し、さらにモーターの効率も判定します。

停動条件

以下のプロットは、シミュレートされた停動トルクがデータシートの停動トルクと等しいことを確認します。

リアルタイム シミュレーションの結果

この例は、Intel® 3.5 GHz i7 マルチコア CPU を搭載した Speedgoat Performance リアルタイム ターゲット マシンでテストされました。このモデルは、200 マイクロ秒のステップ サイズでリアル タイム実行できます。