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Two-Level Converter

三相 2 レベル電力コンバーターを実装

  • Two-Level Converter block

ライブラリ:
Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Power Electronics

説明

Two-Level Converter ブロックは、三相 2 レベル電力コンバーターを実装します。4 つのモデル タイプから選択できます。

  • Switching devices — コンバーターは、PWM 発生器によって生成される点弧パルスで制御される IGBT/ダイオードのペアを使用してモデル化されます。このモデルでは最も正確なシミュレーション結果が得られます。

  • Switching function — コンバーターはスイッチング関数モデルによりモデル化されます。スイッチは AC 側で 2 つの電圧源と 2 つのダイオード、DC 側で 2 つの電流源に置き換えられます。

    コンバーターは、PWM 発生器によって生成される点弧パルスで制御されるか (0/1 信号)、指定した期間にわたり平均化される点弧パルスで制御されます (PWM 平均化: 0 と 1 の信号)。どちらの動作モードでも、通常 PWM 制御コンバーターによって生成される高調波が発生し、整流動作とブランキング時間も正しくシミュレーションします。このモデル タイプはリアルタイム シミュレーションに適しています。

  • Average model (Uref-controlled) — コンバーターは、基準電圧信号 (Uref) によって直接制御されるスイッチング関数モデルを使用してモデル化されます。PWM 発生器は必要ありません。

  • Average model (Uref-controlled, no rectifier mode) — ブロックは、基準電圧によって直接制御される電圧源を使用してコンバーターをモデル化します。このモデルでは PWM 発生器は必要なく、整流器モードをシミュレーションしません。

    リアルタイム シミュレーションを行う場合は、点弧パルスを平均化する [Switching function] 設定、[Average model (Uref-controlled)] 設定、または [Average model (Uref-controlled, no rectifier mode)] 設定を使用します。

端子

入力

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コンバーターを制御するベクトル化されたゲート信号。このゲート信号には 6 つの点弧パルスが含まれます。最初の 2 つのパルスは Q1 および Q2 スイッチング デバイス (コンバーターの A 相) を制御し、パルス 3 および 4 は Q3 および Q4 スイッチング デバイス (コンバーターの B 相) を制御し、最後の 2 つのパルスは Q5 および Q6 スイッチング デバイス (コンバーターの C 相) を制御します。

依存関係

この端子を有効にするには、[Model type][Switching devices] または [Switching function] に設定します。

コンバーターを制御するベクトル化された信号。この信号には 3 つの基準電圧 (相ごとに 1 つ) が含まれます。

依存関係

この端子を有効にするには、[Model type][Average model (Uref-controlled)] または [Average model (No rectifier mode)] に設定します。

コンバーターへのすべての点弧パルスをブロックするための入力端子。コンバーターへのすべての点弧パルスをブロックするには、この端子に信号値 1 を適用します。

保存

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正の端子に関連付けられた特定用途向けの電気量保存端子。

負の端子に関連付けられた特定用途向けの電気量保存端子。

パラメーター

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ブロック パラメーターを対話的に編集するには、プロパティ インスペクターを使用します。Simulink® ツールストリップの [シミュレーション] タブの [準備] ギャラリーで [プロパティ インスペクター] を選択します。

次のいずれかの値を選択します。

  • Switching devices — コンバーターは、PWM 発生器によって生成される点弧パルスで制御される IGBT/ダイオードのペアを使用してモデル化されます。

  • Switching function — コンバーターはスイッチング関数モデルによりモデル化されます。スイッチは AC 側で 2 つの電圧源と 2 つのダイオード、DC 側で 2 つの電流源に置き換えられます。

  • Average model (Uref-controlled) — コンバーターは、基準電圧信号 (Uref) によって直接制御されるスイッチング関数モデルを使用してモデル化されます。

  • Average model (Uref-controlled, no rectifier mode) — ブロックは、基準電圧によって直接制御される電圧源を使用してコンバーターをモデル化します。このモデルでは PWM 発生器は必要なく、整流器モードをシミュレーションしません。

スイッチング デバイスの内部抵抗。単位はオームです。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Model type][Switching devices] に設定します。

スナバ抵抗。単位はオームです。スナバ抵抗を inf に設定すると、スナバが削除されます。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Model type][Switching devices] に設定します。

スナバ静電容量。単位はファラドです。スナバ静電容量を 0 に設定すると、スナバが削除されます。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Model type][Switching devices] に設定します。

ダイオードの内部抵抗。単位はオームです。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Model type][Switching function] または [Average model (Uref-controlled)] に設定します。

ダイオードのスナバ抵抗。単位はオームです。スナバ抵抗を inf に設定すると、スナバが削除されます。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Model type][Switching function] または [Average model (Uref-controlled)] に設定します。

ダイオードのスナバ静電容量。単位はファラドです。スナバ静電容量を 0 に設定すると、スナバが削除されます。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Model type][Switching function] または [Average model (Uref-controlled)] に設定します。

通電時にダイオードにかかる順電圧。単位はボルトです。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Model type][Switching function] または [Average model (Uref-controlled)] に設定します。

2 つの電流源にかかるスナバ抵抗。単位はオームです。スナバ抵抗を inf に設定すると、スナバが削除されます。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[Model type][Switching function] または [Average model (Uref-controlled)] に設定します。

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2015b で導入

参考

Three-Level NPC Converter | Boost Converter