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Simulink Test Support Package for ASAM XIL Standard のインストールと設定

ASAM® XIL 規格で、テスト自動化ツールとテスト ベンチの間の通信について定義されています。Simulink® Test™ Support Package for ASAM XIL Standard を使用することで、Simulink Test を用いてテスト ベンチを制御できます。

Simulink Real-Time™ を使用しており、テスト ベンチの切り替えが必要な場合、またはサードパーティ製テスト ベンチや Simulink モデル シミュレーションをテスト ベンチとして使用する場合は、サポート パッケージをインストールする必要があります。Simulink Real-Time をテスト ベンチとして使用しており、テスト ベンチを切り替える必要がない場合は、サポート パッケージをインストールする必要はありません。Simulink Real-Time の場合は、Simulink Test に含まれているリアルタイム テスト ケースを使用します。

ASAM XIL API を使用するには、まず Simulink Test Support Package for ASAM XIL Standard をインストールし、続いてテスト ベンチと Simulink モデルを設定します。

サポート パッケージのインストール

  1. MATLAB® [ホーム] タブの [環境] セクションで [アドオン][ハードウェア サポート パッケージの入手] をクリックします。

  2. アドオン エクスプローラー ウィンドウで、Simulink Test Support Package for ASAM XIL Standard を参照または検索します。

  3. サポート パッケージを選択し、[インストール] をクリックします。

    テスト ベンチとして Simulink Real-Time を使用している場合は、Simulink Real-Time Support Package for ASAM XIL Standard もインストールする必要があります。Install the Simulink Real-Time Support Package for ASAM XIL Standard (Simulink Real-Time)を参照してください。

  4. サポート パッケージのインストールが完了したら、テスト ベンチを設定し、実行対象のモデルをビルドします。

テスト ベンチの設定

  1. テスト ベンチをインストールして設定します。

    • サードパーティ製テスト ベンチを使用している場合は、そのテスト ベンチに付属の情報を参照してください。

    • Simulink Real-Time をテスト ベンチとして使用する場合、設定情報についてはInstall the Simulink Real-Time Support Package for ASAM XIL Standard (Simulink Real-Time)を参照してください。

    • Simulink モデル シミュレーションをテスト ベンチとして使用する場合は、matlabroot\extern\bin\win64 を Windows® PATH 変数に追加します。

  2. Simulink Real-Time またはサードパーティ製品をテスト ベンチとして使用する場合は、テスト ベンチに付属のテスト ベンチ コンパイラ ツールチェーンを Windows コンピューターにインストールします。Simulink モデルをビルドする際に、コンパイラ ツールチェーンを使用します。

モデルの構成とビルド

これらの手順は、Simulink Real-Time またはサードパーティ製品をテスト ベンチとして使用する場合にのみ必要です。Simulink モデル シミュレーションをテスト ベンチとして使用する場合は、これらの手順を行う必要はありません。

メモ

お使いのテスト ベンチと互換性があることが確認されている、同じバージョンの MATLAB を使用してください。

  1. Simulink モデルの [モデル化] タブで、[モデル設定] をクリックして [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスを開きます。左側のペインで [コード生成] をクリックし、[ツールチェーン] をテスト ベンチのツールチェーンに設定します。

  2. テスト ベンチのモデルをビルドして、テスト ベンチで実行可能なバイナリ イメージを作成します。

    サポート パッケージのインストールとテスト ベンチの設定が完了していれば、以降はテスト ベンチを再設定することなく、追加のモデルや構成をいつでもビルドできます。

  3. Simulink Real-Time またはベンダー固有のポート コンフィギュレーション ファイルを作成します。コンフィギュレーション ファイルの設定の詳細と例については、Create and Run Tests Using the ASAM XIL Standardを参照してください。

参考

トピック

外部の Web サイト