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run

クラス: sltest.testmanager.TestSuite
名前空間: sltest.testmanager

テスト スイート内のテスト ケースを実行する

構文

resultObj = run(ts)
resultObj = run(ts,Name,Value)

説明

resultObj = run(ts) は、テスト スイート内の有効なテスト ケースを実行します。

resultObj = run(ts,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値の引数で指定された追加オプションを使用します。

入力引数

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実行するテスト ケースを含むテスト スイート。sltest.testmanager.TestSuite オブジェクトとして指定します。

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: Parallel=true,SimulationMode="Accelerator"

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: "Parallel",true,"SimulationMode","Accelerator"

テストを Parallel Computing Toolbox™ または MATLAB® Parallel Server™ で実行するかどうか。false または true として指定します。Parallel Computing Toolbox または MATLAB Parallel Server のライセンスがそれぞれ必要です。

例: run(ts,"Parallel",true)

データ型: logical

テスト マネージャーでのテスト スイートの実行に使用するシミュレーション モード。"Normal""Accelerator""Rapid Accelerator""Software-in-the-Loop"、または "Processor-in-the-Loop" として指定します。この名前と値の引数を指定すると、テスト マネージャーで設定されているシミュレーション モードがこの設定でオーバーライドされます。テスト スイートを新しいモードで実行するときに、テストのパラメーターや設定を更新する必要はありません。

SimulationMode の値は次のようになります。

  • 等価性テストの両方のシミュレーションに適用されます。

  • テスト ケースのすべての反復に適用されます。

  • マルチリリース テストに適用されます。

  • ベースラインの取得には適用されません。

  • リアルタイム テストまたは MATLAB ベースの Simulink® テストには適用されません。

SimulationMode"Software-in-the-Loop" または "Processor-in-the-Loop" に設定し、テスト マネージャーの [テスト対象システム] セクションで [SIL/PIL モードのモデル ブロックをノーマル モードにオーバーライド] を選択している場合、テスト マネージャーでのテストの実行には SimulationMode の値が使用されます。

例: "SimulationMode","Accelerator"

実行用のテスト タグを指定します。詳細については、タグを参照してください。

例: run(ts,"Tags",["safety"])

例: run(ts,"Tags",["safety","regression"])

データ型: cell | char | string

出力引数

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テスト結果。sltest.testmanager.ResultSet 結果セット オブジェクトとして返されます。

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この例のモデルを開きます。

openExample('sldemo_autotrans');

テスト ファイル、テスト スイート、およびテスト ケースの構造を作成します。

tf = sltest.testmanager.TestFile("API Test File");
ts = createTestSuite(tf,"API Test Suite");
tc = createTestCase(ts,"simulation","Simulation Test Case");

既定のテスト スイートを削除します。

tsDel = getTestSuiteByName(tf,"New Test Suite 1");
remove(tsDel);

テスト対象システムをテスト ケースに割り当てます。

setProperty(tc,"Model","sldemo_autotrans");

テスト スイートを実行し、結果データを返します。

ro = run(ts);

この例のモデルを開きます。

openExample('sldemo_autotrans');

テスト ファイル、テスト スイート、およびテスト ケースの構造を作成します。

tf = sltest.testmanager.TestFile("API Test File");
ts = createTestSuite(tf,"API Test Suite");
tc = createTestCase(ts,"simulation","Simulation Test Case");

既定のテスト スイートを削除します。

tsDel = getTestSuiteByName(tf,"New Test Suite 1");
remove(tsDel);

テスト対象システムをテスト ケースに割り当てます。

setProperty(tc,"Model","sldemo_autotrans");

Parallel Computing Toolbox を使用してテスト スイートを実行し、結果データを返します。

ro = run(ts,"Parallel",true);

バージョン履歴

R2015b で導入

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