extractBefore

Requirements Table ブロック内の位置の前の部分文字列を抽出する

R2022b 以降

構文

newStr = extractBefore(str,subStr)

newStr = extractBefore(str,pos)

説明

newStr = extractBefore(str,subStr) は、部分文字列 subStr の最初の出現箇所の前で終わる、str の部分文字列を返します。

newStr = extractBefore(str,pos) は、文字位置 pos の前で終わる、str の部分文字列を返します。

例

部分文字列の前にあるテキストの抽出

Requirements Table ブロックで、string "Hello, world!" 内の部分文字列 "," の前にある文字列を抽出する要件を作成します。出力は "Hello" です。

y = extractBefore("Hello, world!",",")

位置の前にあるテキストの抽出

Requirements Table ブロックで、string "Hello, world!" 内の 6 番目の文字の前にある文字列を抽出する要件を作成します。出力は "Hello" です。

y = extractBefore("Hello, world!",6)

入力引数

str — 入力 string

string スカラー

入力 string。string スカラーとして指定します。リテラル文字列は二重引用符で囲みます。

例: "Hello"

データ型: string

substr — 部分文字列

string スカラー

部分文字列。string スカラーとして指定します。リテラル文字列は二重引用符で囲みます。

例: "Hello"

データ型: string

pos — 文字の位置

正の整数

文字の位置。正の整数として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力引数

newStr — 出力 string

string スカラー

出力 string。string スカラーとして返されます。

制限

• この演算子では Simulink.Bus オブジェクト フィールドの使用はサポートされません。

バージョン履歴

R2022b で導入

参考

extractAfter | insertBefore