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有理近似のインスタンスを減らすために追加の解析を実行

この例では、追加の解析を実行することにより、有理近似のインスタンスを減らす方法を説明します。モデルを解析し、解析中に Simulink® Design Verifier™ は近似の存在を識別し、関連付けられたオブジェクティブはテスト ケースで未判定としてレポートされます。

[有理近似のインスタンスを減らすために追加の解析を実行] オプションを有効にして、追加の解析を実行し、未判定のオブジェクティブを確認します。解析を再実行すると、モデル表現情報を含む Simulink キャッシュが再利用され、より高速に解析が実行されます。詳細については、解析用のモデル表現の再利用を参照してください。

モデルを開く

sldvApproximationsExample モデルの結果は、Constant ブロックの計算 1./3 と 2./3 のため近似となります。

テスト ケース生成解析を実行して結果を確認する

[Design Verifier] タブで、[テストの生成] をクリックします。

解析が完了すると、[結果の概要] ウィンドウに 1 つのオブジェクティブが達成され、1 つのオブジェクティブがテスト ケースで未判定であることが表示されます。

[結果の概要] ウィンドウで [HTML] をクリックして、詳細な解析レポートを参照します。レポートでは、解析情報の章に解析中に実行された近似がリストされます。

オブジェクティブのステータスの章に、オブジェクティブの詳細が記載されています。

キャッシュを使用して追加の解析を実行する

テスト ケースで未判定のオブジェクティブは近似の影響を受けるため、このオブジェクティブのステータスを確認するために追加の解析を実行します。

(a) [Design Verifier] タブで、[テスト生成の設定][設定] をクリックします。

(b) [コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [Design Verifier] ペインにある [詳細設定] パラメーターで、[モデル表現の再作成] オプションを If change is detected に設定し、[有理近似のインスタンスを減らすために追加の解析を実行] オプションを有効にします。[OK] をクリックします。

メモ: 新規モデルを作成すると、既定の設定で、[モデル表現の再作成] オプションが If change is detected に設定されます。

(c) テスト生成解析を実行するには、[テストの生成] をクリックします。既存のキャッシュがモデルに対して検証され、変更が検出されない場合、解析結果でそのキャッシュが再使用されます。

[結果の概要] ウィンドウにキャッシュされたモデル表現が検証され、変更は検出されないことが表示されます。したがって、解析は互換性チェックをスキップし、モデル表現を解析で再使用します。

解析が完了すると、[結果の概要] ウィンドウに 1 つのオブジェクティブが達成され、1 つのオブジェクティブが未達成であることが表示されます。

解析結果のレビュー

[結果の概要] ウィンドウで [HTML] をクリックして、詳細な解析レポートを参照します。レポートでは、オブジェクティブのステータスの章にオブジェクティブの詳細が記載されています。

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