Stateflow 真理値表のモデル カバレッジ
Stateflow 真理値表のカバレッジのタイプ
Simulink® Coverage™ は、シミュレーション時に Stateflow® チャートでオブジェクトによって実行された判定のモデル カバレッジをレポートします。このレポートには、真理値表関数によって実行された判定のカバレッジが含まれます。
真理値表のタイプ | レポートに含まれるカバレッジ データのタイプ |
---|---|
Stateflow Classic | 条件のみ。 |
MATLAB® | 条件と、判定点を持つアクションのみ。 メモ コード生成に対応する MATLAB のアクション言語では、ループや switch ステートメントなど、制御フロー構造体を使用してアクションの判定点を指定できます。 |
メモ
Stateflow 真理値表のモデル カバレッジ データを測定するには、Stateflow ライセンスがなければなりません。Stateflow 真理値表の詳細については、再利用可能なサブシステムの累積カバレッジの取得を参照してください。
Stateflow 真理値表のカバレッジの解析
Stateflow ライセンスがある場合は、真理値表のモデル カバレッジ レポートを生成できます。
以下のモデルを考えます。
Stateflow チャートには次のような真理値表があります。
モデルのシミュレーションを実行してカバレッジを収集すると、モデル カバレッジ レポートには次のようなデータが表示されます。
[カバレッジ (このオブジェクト)] 列には、カバレッジが表示されません。その理由は、真理値表関数のコンテナー オブジェクト (Stateflow チャート) が、ttable
真理値表を実行するかどうか判定しないからです。
[カバレッジ (子を含む)] 列には、真理値表の内容のカバレッジが表示されます。[カバレッジ (子を含む)] 列の子孫のカバレッジには、真理値表で表される論理式の条件と判定に対するカバレッジが含まれています。
ttable
真理値表の判定とその個別条件に対するカバレッジは、以下のとおりです。
カバレッジ | 説明 |
---|---|
既定の判定 [D4] に対するモデル カバレッジなし | 既定の判定を導くロジックはすべて、前述の判定すべてが偽であるという結論に基づいています。これは、既定の判定でロジックが不要であるため、モデル カバレッジが存在しないことを意味します。 |
17% (1/6) の判定カバレッジ | 真理値表への入力値である 3 つの定数 ( 各条件の結果値は |
17% (3/18) の条件カバレッジ | 3 つの判定 D1、D2 および D3 には、条件カバレッジがあります。これは、入力値セット ( |
0% (0/9) の MCDC カバレッジ | MCDC カバレッジは、条件結果が |
未達カバレッジ | 赤い文字 |