モデル テスト ダッシュボードおよび API 結果で要件のメトリクスを非表示にする
[モデル テスト ダッシュボード] で要件のメトリクスを追跡しない場合や、Requirements Toolbox™ のライセンスがないために追跡できない場合は、要件のメトリクスを非表示にできます。要件のメトリクスを非表示にすると、ダッシュボードには [テスト ケースの内訳]、[モデル テストのステータス]、[モデル カバレッジ] の各セクションのメトリクスのみが表示されます。この例では、モデル テスト ダッシュボードを使用するか、プログラムによりメトリクスを収集する場合に、要件のメトリクスを非表示にする方法を示します。
要件に基づくメトリクスを収集する場合は、モデル テスト ダッシュボードを使用してテスト アクティビティのステータスと品質を調査を参照してください。
プロジェクトのダッシュボードを開く
モデルとテスト アーティファクトを含むプロジェクトを開きます。この例では、MATLAB® コマンド ラインに次を入力します。
dashboardCCProjectStart("incomplete")
次のいずれかの方法を使用してモデル テスト ダッシュボードを開きます。
[プロジェクト] タブで、[モデル テスト ダッシュボード] をクリックします。
コマンド ラインに次のように入力します。
modelTestingDashboard
要件のメトリクスを非表示にする
ツールストリップで [オプション] をクリックして、[プロジェクト オプション] ダイアログ ボックスを開きます。
[レイアウト] セクションで、[要件のメトリクスを非表示] を選択し、[適用] をクリックします。
開いているすべてのダッシュボードがアプリによって閉じられます。
メモ
[要件のメトリクスを非表示] プロパティの設定はプロジェクト データに保存されるため、プロジェクトを表示するすべてのユーザーに対してダッシュボードは要件に基づくメトリクスを表示または非表示にします。
ツールストリップの [ダッシュボードの追加] セクションで、[Model Testing] をクリックして [モデル テスト ダッシュボード] を再度開きます。
ダッシュボードには [テスト ケースの内訳]、[モデル テストのステータス]、[モデル カバレッジ] の各セクションのウィジェットのみが表示されます。
要件のメトリクスを非表示にした状態で API 結果を表示する
ダッシュボードの [プロジェクト オプション] で [要件のメトリクスを非表示] を選択すると、ダッシュボードは API 結果からの要件のメトリクスも非表示にします。
現在のプロジェクトの
metric.Engine
オブジェクトを作成します。metric_engine = metric.Engine();
[モデル テスト ダッシュボード] で使用できるメトリクス識別子のリストを作成します。関数
getAvailableMetricIds
を使用して'App'
を'DashboardApp'
として、'Dashboard'
を'ModelUnitTesting'
として指定します。nonRequirementMetrics = getAvailableMetricIds(metric_engine,... 'App','DashboardApp',... 'Dashboard','ModelUnitTesting');
[要件のメトリクスを非表示] 設定が選択されているため、API 結果にはメトリクス
RequirementsPerTestCase
のような要件に基づくメトリクスは含まれません。メトリクス識別子のリストにはそれでもRequirementsConditionCoverageBreakdown
などのメトリクスが含まれています。これは、そのメトリクスには Simulink® Coverage™ ライセンスのみが必要であるためです。nonRequirementsMetrics
を使用して、要件のメトリクスに関連付けられていないメトリクス識別子からのメトリクス結果を収集します。execute(metric_engine, nonRequirementMetrics);
要件のメトリクスに関連付けられていないメトリクス結果を取得します。
results = getMetrics(metric_engine, nonRequirementMetrics)
メトリクス API の詳細については、モデル テスト アーティアクトに関するメトリクスをプログラムによって収集を参照してください。
参考
metric.Engine
| execute
| getAvailableMetricIds
| getMetrics