Rotational Electromechanical Converter
電気ドメインと機械回転ドメイン間のインターフェイス
ライブラリ
電気要素
説明
Rotational Electromechanical Converter ブロックは、電気ドメインと機械回転ドメイン間のインターフェイスを提供します。電気エネルギーを回転運動形式の機械エネルギーに変換します。また、その逆の変換も可能です。このコンバーターは次の方程式で記述されます。
ここで、
V | コンバーターの電気端子にかかる電圧 |
I | コンバーターの電気端子を通る電流 |
T | トルク |
| ω | 角速度 |
K | 比例定数 |
Rotational Electromechanical Converter ブロックは可逆的な電気機械エネルギー変換を表すため、両方の方程式で同じ比例定数が使用されます。
接続 + と接続 – は、コンバーターの正と負の端子にそれぞれ対応する電気量保存端子です。接続 C と接続 R は機械回転保存端子です。正の端子から負の端子へ流れる電流が正の場合、結果として得られるトルクは正になり、端子 C から端子 R へ作用します。この方向を変えるには、K に負の値を使用します。
変数
シミュレーションの前にブロック変数の優先順位と初期ターゲット値を設定するには、ブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [初期ターゲット] セクションを使用します。詳細については、ブロック変数の優先順位と初期ターゲットの設定を参照してください。
ノミナル値は、モデル内で予想される変数の大きさを指定する方法を提供します。ノミナル値に基づくシステムのスケーリングを使用すると、シミュレーションのロバスト性が向上します。ノミナル値はさまざまなソースから得られます。その 1 つがブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [ノミナル値] セクションです。詳細については、ブロック変数のノミナル値の変更を参照してください。
パラメーター
- 比例定数 K
電気機械変換の比例定数。既定値は
0.1V/(rad/s) です。
端子
このブロックには次の端子があります。
+コンバーターの正の端子に関連付けられた電気量保存端子。
-コンバーターの負の端子に関連付けられた電気量保存端子。
C機械回転保存端子。
R機械回転保存端子。
拡張機能
バージョン履歴
R2007a で導入
