Main Content

トランスポート層

エクスターナル モード通信のトランスポート プロトコル

モデル コンフィギュレーション ペイン: [コード生成] / [インターフェイス]

説明

[トランスポート層] パラメーターは、Simulink® エンジンとターゲット システム間の通信用のコードを生成する際にコード ジェネレーターが適用するトランスポート プロトコルを指定します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[エクスターナル モード] パラメーターを選択します。

設定

tcpip (既定値) | serial | XCP on TCP/IP | XCP on Serial | customTransportLayer
tcpip

TCP/IP トランスポート機能を使用します。このパラメーターを選択すると [MEX ファイル名] パラメーターが ext_comm に設定されます。

serial

シリアル トランスポート機能を使用します。このパラメーターを選択すると [MEX ファイル名] パラメーターが ext_serial_win32_comm に設定されます。

XCP on TCP/IP

TCP/IP トランスポート層で XCP プロトコルを使用します。このパラメーターを選択すると [MEX ファイル名] パラメーターが ext_xcp に設定されます。

XCP on Serial

シリアル トランスポート層で XCP プロトコルを使用します。このパラメーターを選択すると [MEX ファイル名] パラメーターが ext_xcp に設定されます。

customTransportLayer

カスタム トランスポート層を使用します。

ヒント

[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスで、[MEX ファイル名] パラメーターが [トランスポート層] の横に表示されます。[MEX ファイル名] の値は編集できません。値は、MathWorks® によって提供されたシステム ターゲット ファイルの場合は matlabroot/toolbox/simulink/simulink/extmode_transports.m で指定され、カスタム ターゲットとトランスポート機能の場合は sl_customization.m ファイルで指定されます。

コマンド ライン パラメーターはインデックスです。トランスポート層のインデックスを取得するには、以下のコマンドを使用します。

cs = getActiveConfigSet(modelName);
index = Simulink.ExtMode.Transports.getExtModeTransportIndex(cs, transportLayer);
transportLayer は次のいずれかの値です。

  • 'tcpip'

  • 'serial'

  • 'XCP on TCP/IP'

  • 'XCP on Serial'

  • customTransportLayer

トランスポート層を設定するには、次のようにします。

set_param(cs, 'ExtModeTransport', index)

トランスポート層設定を判別するには、次のようにします。

transportLayerName = Simulink.ExtMode.Transports.getExtModeTransport(cs, index)

推奨設定

アプリケーション影響なし
デバッグ影響なし
トレーサビリティ影響なし
効率性影響なし
安全対策影響なし

プログラムでの使用

パラメーター: ExtModeTransport
タイプ: 整数
値: 設定を参照してください。
既定の設定: 0

バージョン履歴

R2006a より前に導入