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Visual Studio Code で Polyspace as You Code の結果をベースラインとして設定する
バグ修正を効率化するため、以前の結果を Polyspace as You Code 解析の結果のベースラインとして使用できます。結果をベースラインとして使用する場合、結果を前の実行の結果と比較して、新しい結果または未レビューの結果のみに注目します。Polyspace® Access™ からダウンロードした、Polyspace Bug Finder™ Server™ のこれまでの結果を使用して、Polyspace as You Code の結果のベースラインを設定します。
メモ
常に最新のベースライン情報を使用するために、Polyspace Access から結果をダウンロードするコマンドを定期的に実行してください。手順 3: ベースラインのダウンロードを参照してください。
ベースライン結果の内容
Polyspace Access からダウンロードした、Polyspace Bug Finder Server の結果を使用して、Polyspace as You Code の結果のベースラインを設定する場合、次のようなメリットがあります。
Polyspace Access で既に正当化されている、[ステータス] が [アクションの予定なし]、[正当化済み]、または [欠陥ではない] の結果は表示されなくなります。
Polyspace Access でまだ正当化されていない [ステータス] の結果については、すべてのレビュー情報が [結果の詳細] ビューに引き継がれます。
たとえば、以下の [読み取りのない書き込み] 欠陥はベースラインにも存在しています。Polyspace Access では欠陥がレビューされ、[ステータス] として [調査予定]、[重大度] として [中] が割り当てられています。このレビュー情報は、[結果の詳細] ビューの [
Comment from baseline
] セクションに表示されます。また、[問題] ペインで結果の横に[baseline]
という単語も表示されます。Polyspace as You Code の結果がベースラインにも表示される場合は、Polyspace Access インターフェイスでベースラインとして使用するプロジェクトを開くことができます。[ベースライン] ビューの
をクリックします。追加の Polyspace ビューを開くを参照してください。
PolyspaceAccess でプロジェクトを開く別の方法は、[コマンド パレット] から [Polyspace: Access Web でプロジェクトを開く] を実行する方法です。
[ローカルの調査結果のみを表示]
を [Baseline:Show Baseline Information] Polyspace as You Code 拡張機能設定で指定すると、現在の実行で新規の結果のみが表示されます。こうすることで、最後の Polyspace Server 実行以降に行った変更が原因で明示的に発生した結果のみに注目できます。
ベースラインの設定手順
Polyspace Bug Finder Server の結果を Polyspace as You Code 解析のベースラインとして使用するには、次の手順に従います。ベースラインのダウンロードが完了し、ベースラインをポイントすることを選択すると、以降の実行では (ファイルの保存時の実行またはオンデマンドの実行のいずれでも) 常にこのベースラインが使用されます。
手順 1: ベースラインとして使用するプロジェクトの特定
最初に、ベースラインとして使用するプロジェクトを Polyspace Access で特定します。このプロジェクトには、Polyspace as You Code で解析するファイルに対する Polyspace Bug Finder Server 解析の結果が含まれていなければなりません。
Visual Studio Code 拡張機能設定で、使用するプロジェクトのパスをコピーします。このパスをコピーするには、次のようにします。
Web ブラウザーで Polyspace Access Web インターフェイスを開きます。
[プロジェクト エクスプローラー] ペインでプロジェクトを右クリックし、[プロジェクト パスをクリップボードにコピー] を選択します。
手順 2: Polyspace as You Code からのプロジェクトの参照
次に、Visual Studio Code で Polyspace as You Code 拡張機能設定から Polyspace Access プロジェクトを参照します。
拡張機能設定を開きます。
ベースライン設定を開くには、Ctrl + , (コンマ) を押して設定の検索バーに
polyspace.baseline
と入力します。[User] タブで次の設定を指定します。
Baseline: Polyspace Access Login: Polyspace Access へのログインに使用するユーザー名です。
Baseline: Polyspace Access Url: Polyspace Access をホストしているサーバーの URL です。たとえば、
https://my-access-url:9443/
のような場合です。
[Workspace] タブで次の設定を指定します。
Baseline: Project: ベースラインとして使用する Polyspace Access のプロジェクトのパスです。このパスは、Polyspace Access Web インターフェイスから既にコピーしています。
Baseline: Show Baseline Information:ドロップダウンからオプションを選択します。
[ローカルの調査結果のみを表示]
— ベースラインを使用しません。[ローカルの調査結果とベースラインの情報を表示]
— ベースラインのダウンロード後に、ベースライン実行で既に正当化されている調査結果は [問題] パネルで非表示になります。[新しい調査結果のみを表示]
— ベースラインのダウンロード後に、ベースライン実行に既に存在している調査結果は [問題] パネルで非表示になります。ファイル内の新しい調査結果のみに注目する場合に、このオプションを使用します。
手順 3: ベースラインのダウンロード
ベースラインとして使用する Polyspace Access の結果を明示的にダウンロードします。
[ベースライン] ビューで
をクリックするか、またはコマンド パレットを開き (Ctrl + Shift + P)、[Polyspace: ベースラインのダウンロード] を選択します。
Polyspace Access へのログインに使用するパスワードを入力します。ベースラインのダウンロードが開始されます。
[ベースライン] ビューでダウンロードの進行状況を確認できます。追加の Polyspace ビューを開くを参照してください。
ダウンロードが完了したら、以降の実行でそのベースラインが使用されます。ベースラインの使用を無効にするには、[ローカルの調査結果のみを表示]
を [Baseline: Show Baseline Information] ドロップ ダウン メニューから選択します。