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IEEE 9 母線システム

この例では、9 母線の三相電力システム ネットワークをモデル化する方法について説明します。この例は、IEEE® のベンチマーク テスト ケースに基づいています。詳細については、『Power System Control and Stability』 (P. M. Anderson および A. A. Fouad 著、IEEE Press、2003) を参照してください。

このモデルには 3 つの発電機サブシステムがあります。それらのそれぞれが同期機と関連自動電圧レギュレーター (AVR)、励磁機、電力系統安定化装置 (PSS)、調速機、および原動機で構成されます。

Simscape™ Electrical™ はまず、モデルに対して電力潮流計算を実行し、所定の負荷条件における定常状態の操作点を判別します。発電機サブシステムごとに、初期電力潮流の解を使用して、AVR の初期の界磁回路の電圧と電流の値、および調速機の初期トルク値を判別できます。これらの初期条件を決定するには、Synchronous Machine ブロックを右クリックして [電気]、[関連付けられた初期条件を表示] を選択します。これにより、MATLAB® コマンド ウィンドウに初期の界磁回路の電圧、初期の界磁回路の電流、および初期機械トルクが出力されます。

その後、シミュレーションがこの定常状態の操作点から開始されます。時間 10 s で、追加の負荷が Bus-6 に適用されています。シミュレーション後に、結果の電力潮流の解が各母線に付加されます。

モデルの概要

Simscape ログからのシミュレーション結果

このプロットでは、スイング母線 Bus-1 における Generator-1 の回転子の速度と端子電圧、PV 母線 Bus-2 および Bus-3 における Generator-2 と Generator-3 の回転子の速度と端子電圧が示されています。

参考文献

[1] P. M. Anderson and A. A. Fouad, Power System Control and Stability, 2nd ed. Piscataway, NJ: IEEE Press; Wiley-Interscience, 2003.