MATLAB Production Server Dashboard のセットアップとログイン
MATLAB® Production Server™ のオンプレミスのインストールで、ダッシュボードをセットアップ、起動、およびログインするには、以下の手順に従います。ダッシュボードを使用して、サーバー インスタンスを作成および管理できます。
ダッシュボードのセットアップ
警告
セットアップを完了するには、Windows® の管理者権限が必要です。
管理者権限でターミナルまたはコマンド ウィンドウを開き、MATLAB Production Server インストール ディレクトリ内の
dashboardディレクトリに移動します。プラットフォーム MATLAB Production Server Dashboard がインストールされる既定のディレクトリ
Windows "(管理者)"
C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Production Server\R2025b\dashboardLinux®
/usr/local/MATLAB/MATLAB_Production_Server/R2025b/dashboardsetupオプションを指定してmps-dashboardスクリプトを実行し、プロンプトが表示されたら、ダッシュボード セットアップ用のディレクトリを指定します。MATLAB Production Server がインストールされているディレクトリへの書き込み権限と、ダッシュボードをセットアップするワークスペース ディレクトリへの書き込み権限が必要です。
プラットフォーム ダッシュボード セットアップのスクリプト
Windows "(管理者)"
> mps-dashboard.bat setup以下に例を示します。
> mps-dashboard.bat setup Specify a workspace directory for MATLAB Production Server Dashboard: C:\mps\dashboard
Linux
$ ./mps-dashboard.sh setup以下に例を示します。
$ ./mps-dashboard.sh setup Specify a workspace directory for MATLAB Production Server Dashboard: /opt/mps/dashboard
ダッシュボードが正常にセットアップされたことを通知するメッセージを受け取ります。
ヒント
ダッシュボードのセットアップ時にディレクトリを直接指定するには、
setupオプションの後ろに-Cオプションを使用してディレクトリ名を指定します。たとえば、Windows コマンド プロンプトで、「
mps-dashboard.bat setup -C D:\mps\dashboard」と入力します。たとえば、Linux ターミナルで、「
./mps-dashboard.sh setup -C /opt/mps/dashboard」と入力します。メモ
mps-dashboardスクリプトが受け入れるオプションのリストを表示するには、?をオプションとしてmps-dashboardスクリプトに渡します。たとえば、Windows コマンド プロンプトで、次のように入力します。
mps-dashboard.bat ?
たとえば、Linux ターミナルで、次のように入力します。
./mps-dashboard.sh ?
オプションの完全なリストは、次のとおりです。
setup | start | stop | remove | reset_admin_password
ヒント
ダッシュボードのログに文字化けが発生した場合は、サーバー マシンが UTF-8 エンコードを使用していることを確認します。ロケールの設定後に、mps-dashboard.bat setup を再度実行する必要があります。
ロケールの設定の詳細については、ロケールと表示言語の設定 (MATLAB)を参照してください。
ダッシュボードの起動
管理者権限をもたないユーザー アカウントでターミナルまたはコマンド ウィンドウを開き、MATLAB Production Server インストール ディレクトリ内の
dashboardディレクトリに移動します。ダッシュボードを開始するには、MATLAB Production Server Dashboard ワークスペース ディレクトリへの書き込み権限をもつ最小権限のユーザー アカウントで
mps-dashboardスクリプトを実行することをお勧めします。プラットフォーム MATLAB Production Server Dashboard がインストールされる既定のディレクトリ
Windows
C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Production Server\R2025b\dashboardLinux
/usr/local/MATLAB/MATLAB_Production_Server/R2025b/dashboardstartオプションを指定してmps-dashboardスクリプトを実行し、ダッシュボードを起動します。プラットフォーム ダッシュボードを起動するためのスクリプト
Windows
mps-dashboard.bat startLinux
./mps-dashboard.sh startダッシュボードが起動したら、ダッシュボードが実行されているホストとポートを示すメッセージがターミナルに表示されます。既定のホストとポートは、それぞれ
localhostと9090です。ヒント
Windows のみ: ダッシュボード インスタンスを Windows のバックグラウンド プロセスとして実行するには、
mps-dashboardスクリプトの前にコマンドstart /Bを追加します。例:
start /B mps-dashboard.bat startメモ
config.txtファイル内で--node_server_portオプションを編集することで、ダッシュボードで使用される既定のポートを変更できます。config.txtファイルは以下の場所にあります。プラットフォーム config.txtファイルの場所Windows
C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Production Server\R2025b\dashboard\config\config.txtLinux
/usr/local/MATLAB/MATLAB_Production_Server/R2025b/dashboard/config/config.txtセットアップ プロセスに他のカスタマイズを行うために、
config.txtファイルの関連部分を編集できます。Web ブラウザーを開き、前の手順で表示されたホストとポート番号を入力します。
以下に例を示します。
http://localhost:9090
ダッシュボードへのログイン
MATLAB Production Server Dashboard にログインするには、次の手順に従います。
Web ブラウザーを開き、インストール プロセスの最後に表示されたホストとポート番号を入力します。
以下に例を示します。
http://localhost:9090
ログイン画面で、ユーザー名とパスワードに以下の情報を入力します。
ユーザー名:
adminパスワード:
admin
MATLAB Production Server Dashboard にログインしました。
管理者用パスワードのリセット
reset_admin_password オプションを指定して mps-dashboard スクリプトを使用すると、管理者用パスワードを変更できます。
| プラットフォーム | 管理者用パスワードをリセットするためのスクリプト |
|---|---|
Windows |
|
Linux |
|
警告
ダッシュボードがまだ実行中の間は、reset_admin_password オプションを実行しないでください。まず、stop オプションを指定して mps-dashboard スクリプトを使用し、ダッシュボードの実行を停止してから、管理者用パスワードをリセットしてください。