破損した MATLAB Runtime の診断

この例では、サーバー prod_server_x の起動に関する問題を解決するために使用できる一般的な診断手順を説明します。

次のコマンドを発行します。

mps-start prod_server_x

サーバーインスタンスフォルダー (prod_server_x) 内から、次のエラーを取得します。

Server process exited with return code: 4
(check logs for more information)
Error while waiting for server to start: The I/O operation
has been aborted because of either a thread exit 
or an application request

この問題を解決するために、次のようにして、log ファイルで詳細なメッセージを確認できます。

サーバーインスタンスフォルダー (prod_server_x) に移動して log フォルダーを開きます。

main.err を任意のテキストエディターで開きます。Server startup error: の下に、次のメッセージがリストされています。

Dynamic exception type: class std::runtime_error
std::exception::what: bad MATLAB Runtime installation: 
C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Runtime\v82 
(C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Runtime\v82\bin\
win64\mps_worker_app could not be found)

このメッセージは、MATLAB^® Runtime のインストールが未完了であるか、または破損していることを示しています。この問題を解決するには、MATLAB Runtime を再インストールします。

ダッシュボードでの破損した MATLAB Runtime の診断

ダッシュボードを使用して MATLAB Production Server™ をインストールした場合は、次の手順に従って MATLAB Runtime が破損しているかどうかを診断します。

左端のナビゲーションペインからサーバーインスタンスを選択します。
[ログ] タブを選択します。

次のエラーメッセージについてログをスキャンします。

Dynamic exception type: class std::runtime_error
std::exception::what: bad MCR installation: 
C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Compiler Runtime\v902 
(C:\Program Files\MATLAB\MATLAB Compiler Runtime\v902\bin\
win64\mps_worker_app could not be found)

ヒント

[検索] フィールドを使用してメッセージを探すことができます。

MATLAB Runtime が破損している場合、再インストールする必要があります。