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その他の ID プロバイダーを使用したアプリケーション アクセス制御の構成

MATLAB® Production Server™ は、アプリケーション アクセス制御のために複数の OAuth 2.0 プロバイダーと統合されています。アプリケーション アクセス制御を使用すると、サーバー管理者は、デプロイされたアプリケーションへのアクセスを特定のユーザーまたはユーザー グループのみに制限できます。アプリケーション アクセス制御を有効にするには、OAuth 2.0 プロバイダーの管理者と相談しながら、ID プロバイダーを構成してアクセス制御ポリシー ルールを指定します。

ID プロバイダーでのアプリケーションの登録

アプリケーション アクセス制御に ID プロバイダーを使用するには、ID プロバイダーでアプリケーションを登録します。ID プロバイダーの管理者と相談してアプリケーションを登録します。

ダッシュボードでの ID プロバイダーの構成

ID プロバイダーでアプリケーションを登録したら、ダッシュボードの [Application Access Control] タブで ID プロバイダーの構成を作成します。[作成] をクリックして [その他] を選択します。[Create Identity Provider for Application Access Control] に、アプリケーション固有の値およびプロバイダー固有の値を入力します。[作成] をクリックします。サーバーが Windows® バーチャル マシン上で実行されている場合は、値の保存に最大 30 秒かかることがあります。

次の表は、入力が必要な値を説明しています。

フィールド
名前

ID プロバイダーの名前。

アプリ IDJWT の対象となる受信者。受信者は、JWT で aud クレームを検証するのに役立ちます。
JWT IssuerID プロバイダーの JWT 発行者メタデータ。メタデータの文字列が JWT の iss クレームと一致していなければなりません。
JWKS URIJSON Web Key Set (JWKS) を取得するための URI。

[Create Identity Provider for Application Access Control] の下に、既定値以外の値を [UserAttribute ID] および [GroupAttribute ID] に指定するためのオプションがあります。[UserAttribute ID] は、ユーザーを一意に識別する JWT クレーム名です。[GroupAttribute ID] は、ユーザーが属しているグループをリストする JWT クレーム名です。使用する ID プロバイダーに応じて、既定値の変更が必要になる可能性があります。

アクセス制御ポリシー ルールの指定

アクセス制御ポリシー ルールを定義することで、特定のユーザーまたはユーザー グループがアクセスできるアプリケーションを指定します。ルールを定義するには、ダッシュボードの [Application Access Control] タブで、[Access Control Policy] の下にある [ルールの追加] をクリックします。次に、以下の情報を指定します。

フィールド
ルール ID

ルールの名前。

Descriptionルールの説明。
Usersデプロイされたアプリケーションへのアクセスが許可される、ID プロバイダーでセットアップされたユーザー名。
グループデプロイされたアプリケーションへのアクセスが許可される、ID プロバイダーでセットアップされたグループ ID。
アプリケーション

指定されたユーザーおよびグループがアクセスできるアプリケーション。

すべてのアプリケーションを選択するには、Apply this rule to all applications を選択します。

アプリケーション アクセス制御の有効化

ID プロバイダーを構成してアクセス制御ポリシー ルールを指定したら、ダッシュボードから [はい] オプションを選択して、ダッシュボード アクセス制御を有効にする必要があります。

Application Access Control tab showing that access control is enabled

アクセス トークンの生成

アプリケーション アクセス制御を有効にしたら、クライアントはベアラー トークンを生成できます。クライアント プログラムは、トークンの生成にサードパーティのライブラリを使用できます。OAuth ライブラリのリストについては、OAuth libraries を参照してください。MATLAB Production Server RESTful API を使用してサーバーにリクエストを行う際、クライアント プログラムはこのベアラー トークンを HTTP 認証ヘッダーで使用します。このヘッダーの形式は Authorization:Bearer <access token> です。

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