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atan2

4 象限逆正接の計算

ライブラリ:
Motor Control Blockset / Controls / Math Transforms
Motor Control Blockset HDL Support / Controls / Math Transforms

説明

atan2 ブロックは、2 つの実数に対する 4 象限逆正接を実行します。

方程式

ブロックによる 4 象限逆正接 (θ) の計算方法は次の方程式で記述されます。

Theta=atan2(A,B)={arctan(AB)                 if B>0,arctan(AB)+π           if B<0 and A0,arctan(AB)π           if B<0 and A<0,+π2                            if B=0 and A>0, π2                            if B=0 and A<0,undefined                 if B=0 and A=0.

ここで、

π<Thetaπ    (Radians)

端子

入力

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ブロックに入力として提供する y 軸上の実数。

データ型: single | double | fixed point

ブロックに入力として提供する x 軸上の実数。

データ型: single | double | fixed point

出力

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逆正接で表される角度。これは、指定された点 (x,y) への原点からのベクトルと正の x 軸で形成される角度です。

データ型: single | double | fixed point

次の図は、x-y 座標平面における入力値 A、B と逆正接の表現を示しています。

パラメーター

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ブロックで atan2 の計算に使用する近似のタイプ:

  • なし — ブロックでいずれの近似も使用しません。

  • CORDIC — ブロックで Coordinate Rotation Digital Computer (CORDIC) アルゴリズムに基づく近似を使用します。

  • Lookup — ブロックでルックアップ テーブルに基づく近似を使用します。

メモ

このブロックをコード生成に使用する場合:

  • single データ型には [なし] オプションが適しています。

  • FPGA 展開には [CORDIC] オプションが適しています。

  • 固定小数点データ型には [Lookup] オプションが適しています。

出力値の単位。

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2020a で導入