version

MATLAB のバージョン番号とライブラリ

構文

version

v = version(versionOption)

[v d] = version

説明

version は、現在実行している MATLAB^® のバージョン番号とリリース番号を表示します。

v = version(versionOption) は、指定されたオプションの情報を返します。

[v d] = version は、バージョン番号、リリース番号、およびリリース日を返します。この構文では、入力引数を使用できません。

例

MATLAB バージョンの表示

version

ans = 
'25.2.0.2978516 (R2025b)'

MATLAB リリースの表示

説明テキストを前に付けて、リリースを表示します。

['Release R' version('-release')]

ans = 
'Release R2025b'

リリース バージョンとリリース日を個別の値として表示

[v d] = version

v = 
'25.2.0.2978516 (R2025b)'

d = 
'July 28, 2025'

Java バージョンの表示

version -java

ans = 
'Java 1.8.0_202-b08 with Oracle Corporation Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM mixed mode'

入力引数

versionOption — バージョンのオプション

"-date" | "-description" | "-release" | "-java"

バージョンのオプション。次の値のいずれかとして指定します。

"-date"	リリース日。
"-description"	バージョンの説明。以下の値が返されます。 空 - 正式リリース 'Update n' - アップデート リリース n (n は整数) 'Prerelease' - プレリリース 'Prerelease n' - プレリリース アップデート n (n は整数)
"-release"	リリース番号。
"-java"	MATLAB で使用されている Oracle® JVM® ソフトウェアのバージョン。

出力引数

v — バージョン情報

文字ベクトル

バージョン情報。文字ベクトルとして返されます。

d — リリース日

文字ベクトル

リリース日。文字ベクトルとして返されます。

拡張機能

C/C++ コード生成

MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

使用上の注意および制限:

• 入力引数はコード生成時に定数でなければなりません。

スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool を使用してコードを高速化します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

R2023b: すべての製品でリリースに基づく一貫したバージョン番号を採用

R2023b 以降、すべての製品でリリースに基づく一貫したバージョン番号を使用しています。バージョン番号には、年の下 2 桁の後に .1 または .2 のいずれかが続きます。.1 はリリース “a”、.2 はリリース “b” を示します。たとえば、R2023b の製品のバージョン番号はすべて 23.2 です。このバージョン番号の変更により、製品のメジャー アップデートは示されなくなります。

以前のリリースでは、個々の製品で異なるバージョン番号を使用していました。この変更は R2023a 以前のリリースには影響しません。

参考

matlabRelease | isMATLABReleaseOlderThan | computer

トピック

• 既存のインストールの更新