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start

クラス: matlab.net.http.io.ContentProvider
名前空間: matlab.net.http.io

ContentProvider からのデータ転送を開始する

構文

start(provider)

説明

start(provider) は、MATLAB®getData が 1 回以上呼び出されてデータ ストリームの転送を開始する準備ができると、そのたびに呼び出されます。これが呼び出されるたびに、プロバイダーは getData の次の呼び出しでデータ ストリームの先頭に戻るようにリセットするものと想定されます。

start の呼び出しは、サーバーへの接続が確立され、データの転送がこれから始まることを示します。start への後続の呼び出し (complete メソッドの割り込み呼び出しなしで) は、サーバーが別のサーバーへのリダイレクトを要求したか、認証資格情報を伴う再試行を必要とすることを示す場合があります。これは、データ ストリーム送信前、送信中、送信後に発生する可能性があります。

再起動可能なプロバイダーの場合は、getData の次の呼び出しでデータ ストリームの先頭に戻るようにプロバイダーをリセットし、restartable メソッドが true を返すことを確認します。

同じメッセージの再起動はできないプロバイダーで、新しいメッセージへの再利用は可能な場合は、restartable が false を返すことを確認します。

このメソッドをオーバーライドするサブクラスでは、最初に対応するスーパークラス メソッドを必ず呼び出します。プロバイダーが既に開始されていて再起動可能でない場合、start は既定では例外をスローします。

このメソッドは、サーバーがデータ受信の準備をするまでは不要な、時間のかかる初期化の実装に最適です。メッセージ ヘッダーの作成のために初期化が必須な complete メソッドとは対照的です。サーバーに接続できない場合やメッセージがサーバーから拒否された場合、MATLAB は start を呼び出しません。

入力引数

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コンテンツ プロバイダー。matlab.net.http.io.ContentProvider オブジェクトとして指定します。

バージョン履歴

R2018a で導入