setToValue

クラス: matlab.mock.PropertyBehavior
名前空間: matlab.mock

モックされたプロパティが特定の値に設定された場合の動作を定義するためのオブジェクトを作成

構文

setBehavior = setToValue(behavior,value)


説明

setBehavior = setToValue(behavior,value) は、モックされたプロパティが特定の値に設定された場合の動作を定義するための PropertySetBehavior オブジェクトを作成します。通常は、モックの動作の定義時に、setToValue メソッドを使用して PropertySetBehavior を暗黙的に作成します。

入力引数

behavior — モックの動作

matlab.mock.PropertyBehavior インスタンス

モックの動作。matlab.mock.PropertyBehavior インスタンスとして指定します。matlab.mock.PropertyBehavior のインスタンスを作成するには、behavior オブジェクトのプロパティにアクセスします。

例: myMockBehavior.MyProperty

value — プロパティ値

スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列 | 制約 | behavior オブジェクト

モック プロパティの値として設定しなければならないプロパティ値。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列、制約または behavior オブジェクトとして指定します。値はどのデータ型にすることもできます。また、動作により指定されたプロパティに関連します。

例: "hello"

例: 42

例: [1 2 3]

例: matlab.unittest.constraints.IsLessThan(10)

例

特定のプロパティ値に対する動作の定義

Name プロパティを使用して個人クラスのモックを作成します。

testCase = matlab.mock.TestCase.forInteractiveUse;
[mock,behavior] = testCase.createMock('AddedProperties',"Name");

PropertySetBehavior オブジェクトを作成して、動作を設定します。Name プロパティの値を "David" に設定すると、モックは例外をスローします。

setBehavior = setToValue(behavior.Name,"David");
testCase.throwExceptionWhen(setBehavior)

また、動作の定義を使用して PropertySetBehavior オブジェクトを暗黙的に作成することもできます。

testCase.throwExceptionWhen(behavior.Name.setToValue("David"))

Name プロパティの値を設定します。

mock.Name = "Andy";
mock.Name = "David";

Error using matlab.mock.internal.MockContext/createMockObject/mockPropertySetCallback (line 420)
The following property set was specified to throw an exception:
	<Mock>.Name = "David"

バージョン履歴

R2017a で導入

参考

matlab.mock.PropertySetBehavior