MATLAB ビルド ツールの概要
MATLAB® ビルド ツールは、コードの問題の特定、テストの実行、ツールボックスのパッケージ化などのビルド タスクを定義して実行するための標準化されたインターフェイスを提供するビルド システムです。ビルドを自動化するには、ビルド ファイルでタスクを定義してから、ビルド ツールをプログラムによって、または対話的に呼び出してタスクを実行します。
ビルド ファイルの作成
プロジェクトのルート フォルダーにビルド ファイルを含めることで、プロジェクトのタスクを定義します。たとえば、コマンド ウィンドウで、現在のフォルダーに buildfile.m という名前のスターター ビルド ファイルを作成するために buildtool -init を実行します。
buildtool -init次のコードは、ビルド ファイルの内容を示しています。ビルド ファイルには、matlab.buildtool.tasks 名前空間内の組み込みのタスク クラスから作成されたタスクが含まれています。
"clean"タスクは、ビルド ファイル内の他のタスクの出力とトレースを削除します。"check"タスクは、現在のフォルダーとそのサブフォルダー内のコードの問題を特定し、コード エラーが見つかった場合はビルドを失敗させます。"test"タスクは、現在のフォルダーとそのサブフォルダー内のテストを実行し、いずれかのテストが失敗した場合はビルドを失敗させます。
function plan = buildfile import matlab.buildtool.tasks.* plan = buildplan(localfunctions); plan("clean") = CleanTask; plan("check") = CodeIssuesTask; plan("test") = TestTask; plan.DefaultTasks = ["check" "test"]; end
タスクの作成方法の詳細については、Create and Run Tasks Using Build Toolを参照してください。
ビルド ファイル内のタスクを実行
ビルド ファイル内のタスクは、プログラムで実行することも、対話的に実行することもできます。たとえば、buildtool コマンドを使用して、ビルド ファイル内の既定のタスクを実行します。現在のフォルダーおよびそのサブフォルダーに含まれているファイルによって結果は異なることがあります。
buildtool
** Starting check
Analysis Summary:
Total Files: 3
Errors: 0 (Threshold: 0)
Warnings: 0 (Threshold: Inf)
** Finished check
** Starting test
...
Test Summary:
Total Tests: 3
Passed: 3
Failed: 0
Incomplete: 0
Duration: 0.44142 seconds testing time.
** Finished test
Build Successful:
2 Tasks: 0 Failed, 0 Skipped
17.774 sec total build timeタスクを対話的に実行する方法については、Run Build from Toolstripを参照してください。 (R2025a 以降)
MathWorks 製品による追加機能の有効化
特定の MathWorks® 製品は、MATLAB ビルド ツールの機能を拡張します。次の表では、ビルド ツールが他の製品によって拡張された場合にカバーされる追加のユース ケースについて説明します。
| 製品 | ユース ケース | 詳細 |
|---|---|---|
| MATLAB Test™ |
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| Simulink® Test |
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