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MATLAB におけるソース管理の統合
MATLAB® を使用して、ソース管理の対象のファイル、フォルダー、およびプロジェクトを処理できます。コミット、変更のマージ、リビジョン履歴の表示などの操作を、[ファイル] パネル、[プロジェクト] パネル、および [ソース管理] パネルから実行できます。
ヒント
複数のリポジトリを同時に操作するには、[ソース管理] パネルを使用します。詳細については、複数のリポジトリの同時操作を参照してください。
MATLAB では、Git™ および Subversion® (SVN) との組み込みの統合が用意されています。
MATLAB で Git ソース管理の使用を開始するには、Track Work Locally with Git in MATLABおよびCollaborate Using Git in MATLABを参照してください。
SVN ソース管理の使用を開始するには、Work with Files Under SVN in MATLABを参照してください。
Perforce® P4V などの他のソース管理ツールを MATLAB と統合するには、File Exchange で入手可能な Software Development Kit を使用してソース統合を作成できます。詳細については、Write a Source Control Integration with the SDKを参照してください。
複数のリポジトリの同時操作
R2025a 以降
異なるソース管理リポジトリ内のファイルを同時に操作するには、[ソース管理] パネル を使用します。
[ソース管理] アイコンがサイドバーにない場合は、[パネルをさらに開く] ボタン をクリックし、[ソース管理] パネルを選択します。
[ソース管理] パネルでは、アクティブに作業しているソース管理フォルダーが自動的に検出されます。ソース管理下にフォルダーまたはプロジェクトがない場合は、[Git リポジトリのクローン] ボタンまたは [SVN リポジトリをチェックアウト] ボタンを使用してリポジトリをクローンまたはチェックアウトします。
次の場合、[ソース管理] パネルにリポジトリが自動的に表示されます。
[ファイル] パネルで現在のフォルダーをリポジトリ フォルダーに変更する。
[ファイル] パネルでリポジトリ フォルダーを展開する。
ソース管理下のプロジェクトを開く。
Git リポジトリをプログラムで操作するための
matlab.git.GitRepository
オブジェクトを作成する。Git リポジトリのブランチ マネージャーを開く。
MATLAB エディターの Blame ビューを使用して、ソース管理の対象のファイルで注釈を有効にする。
[ソース管理] パネルでは、すべてのアクティブな作業フォルダー内の変更済みファイルと追跡していないファイルを確認したり、ローカルな変更の検証、ファイルのソース管理または .gitignore
ファイルへの追加、変更の破棄またはコミットなどのソース管理アクションを実行したりできます。詳細については、Review and Commit Modified Files to Gitを参照してください。
[ソース管理] パネルからブランチ マネージャーを開いて、Git ブランチを作成、マージ、および管理することもできます。詳細については、Resolve Git Conflictsを参照してください。
ヒント
複数の Git リポジトリのブランチ マネージャーを同時に開くことができます。これは、Git サブモジュールを操作するときに役に立ちます。詳細については、Work with Git Submodules in MATLABを参照してください。
次の例の図は、2 つのアクティブな作業フォルダーが表示された [ソース管理] パネルを示しています。一方のフォルダーは Git ソース管理対象で、もう一方は SVN ソース管理対象です。
作業フォルダーごとに、[その他のソース管理オプション] ボタン を使用してその他のソース管理アクションにアクセスできます。
フォルダーのソース管理統合を開始できない場合は、[ソース管理] パネルに、ユーザーが問題を修正するうえで役立つ情報が出力されます。次の例の図は、リポジトリが保存されているフォルダーに対する十分な権限がユーザーにないため開始できない Git 統合を示しています。