プロパティ値の列挙型
プロパティ/列挙型定義の構文
プロパティに使用できる値を列挙クラスのメンバーに制限できます。次の構文を使用して、クラス定義の特定の列挙クラスに制限されるようにプロパティを定義します。
properties PropName EnumerationClass end
この構文は、PropName
の値を列挙クラス EnumerationClass
のメンバーに制限します。
制限されたプロパティの例
たとえば、Days
クラスは Today
という名前のプロパティを定義します。Today
プロパティに使用できる値は WeekDays
クラスの列挙メンバーです。
WeekDays
クラスは次のように列挙型を定義します。
classdef WeekDays enumeration Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday end end
WeekDays
列挙型を使用して、Today
プロパティに使用できる値を制限します。
classdef Days properties Today WeekDays end end
Days
クラスのオブジェクトを作成します。
d = Days; d.Today = WeekDays.Tuesday;
d = Days with properties: Today: Tuesday
char ベクトルによる列挙メンバーの表現
自動変換機能により、Days
クラスのユーザーは Today
プロパティに列挙メンバー、char
ベクトルまたは string スカラーとして値を代入することができます。Today
プロパティは WeekDays
列挙クラスのメンバーに制限されます。したがって、WeekDays
クラスのメンバーを表す char
ベクトルを代入することができます。
d = Days;
d.Today = 'Tuesday';
また、string スカラーを使用することもできます。
d = Days;
d.Today = "Tuesday";
プロパティ値の制限の詳細については、プロパティ値の検証およびプロパティのクラスとサイズの検証を参照してください。