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サービス レコード ファイルへのアクセス

MATLAB® Parallel Server™ サービスでは、その通常の処理過程でさまざまなレコード ファイルが生成されます。mjs サービス、ジョブ マネージャー、ワーカー セッションはすべて、そうしたファイルを生成します。この節では、サービスによって保存される情報のタイプについて説明します。

ログ ファイルの場所

それぞれのサービスのログ ファイルには、そのサービスの操作のエントリが含まれます。これらの情報は、問題が発生した場合など、特にネットワーク管理者にとって関心の高いものになります。

オペレーティング システム

ファイルの場所

Windows®

ログ ファイルの既定の場所は、<PROGRAMDATA>\MJS\Log です。<PROGRAMDATA> はシステム変数 PROGRAMDATA の値です。たとえば、PROGRAMDATAC:\ProgramData に設定されている場合、ログ ファイルは C:\ProgramData\MJS\Log に配置されます。

ログ ファイルを別の場所に設定するには、mjs サービスの開始前に、mjs_def.bat ファイルの LOGBASE の設定を変更します。

Linux®

ログ ファイルの既定の場所は、/var/log/mjs/ です。

ログ ファイルを別の場所に設定するには、mjs サービスの開始前に、mjs_def.sh ファイルの LOGBASE の設定を変更します。

チェックポイント フォルダーの場所

チェックポイント フォルダーには永続データに関連する情報が含まれます。サーバー サービスは、これを使用してセッションのあるインスタンスから別のインスタンスへの連続性を維持します。たとえば、ジョブ マネージャーを停止して再起動する場合、新しいセッションは古いセッションとすべて同じデータを使用して続行します。

チェックポイント フォルダーは主にクラッシュ回復時の機能を提供します。これにより、システムがダウンしてから回復した後、サーバー サービスは自動的にセッションを再開し、データの損失を最小限に抑えます。ただし、タスクの評価時に MATLAB ワーカーがダウンすると、そのタスクは再評価されることも別のワーカーに再割り当てされることもありません。その場合、終了していないタスクのデータは失われる可能性があるため、終了したジョブは完全な出力データセットを得られないことがあります。

メモ

ジョブ マネージャーがクラッシュして再起動した場合、ワーカーはそのジョブ マネージャーへの再登録に最大 2 分間かかる場合があります。

プラットフォーム

ファイルの場所

Windows

チェックポイント フォルダーの既定の場所は、<PROGRAMDATA>\MJS\Checkpoint です。<PROGRAMDATA> はシステム変数 PROGRAMDATA の値です。たとえば、PROGRAMDATAC:\ProgramData に設定されている場合、チェックポイント フォルダーは C:\ProgramData\MJS\Checkpoint に配置されます。

チェックポイント フォルダーを別の場所に設定するには、mjs サービスの開始前に、mjs_def.bat ファイルの CHECKPOINTBASE の設定を変更します。

Linux

チェックポイント フォルダーは、既定で /var/lib/mjs/ に配置されます。

チェックポイント フォルダーを別の場所に設定するには、mjs サービスの開始前に、mjs_def.sh ファイルの CHECKPOINTBASE の設定を変更します。