圧力補償流量制御の試験リグ
この例では、Pressure Compensator Valve (IL)ブロックの試験リグを示します。定圧力源に接続された 2 つの流路のそれぞれに、固定オリフィスと、可変負荷として機能する可変オリフィスがあります。一方の流路に圧力補償バルブが含まれています。
圧力補償バルブの [バルブの仕様] パラメーターは [常時開] に指定されているため、このバルブは減圧バルブとして動作します。このバルブにより、固定オリフィス全体の圧力差が最大調整圧力 ([設定圧力差] パラメーターと [圧力調整範囲] パラメーターの値の和) を超えないように保たれます。圧力補償バルブがない流路の流量は、負荷の変化に応じて変わります。
モデル

Scope からのシミュレーション結果

Simscape ログからのシミュレーション結果
次のプロットは、システムにおける圧力降下を示しています。負荷オリフィス 1 が最初は大きく開いているため、固定オリフィス 1 全体の圧力降下は、圧力源で指定された 50 バールの総圧力降下に近い値から始まります。負荷オリフィス 1 が完全に閉じると、圧力降下はゼロまで減少します。それに対し、固定オリフィス 2 全体の圧力降下は、設定圧力差 6 バールと圧力調整範囲 0.075 バールの和である 6.075 バールの最大調整圧力以下になります。固定オリフィス 2 を流れる流量は、オリフィス全体の圧力降下が 6 バールから 6.075 バールまでの狭い範囲にあるため、バルブが部分的に開いているときはほぼ一定に保たれます。負荷オリフィス 2 全体の圧力降下がオリフィス開口部の縮小によって増加すると、固定オリフィス 2 全体の圧力降下が設定圧力差の 6 バールを下回り始めます。この挙動により、総圧力降下が 50 バールに保たれます。
