times、.*

要素単位の変換または回転の乗算

R2023b 以降

構文

transformationC = transformationA.*transformationB

rotationC = rotationA.*rotationB

説明

transformationC = transformationA.*transformationB は変換 transformationA の各要素と変換 transformationB の対応する要素を乗算することで変換を要素単位で乗算し、その積として変換 transformationC を返します。

rotationC = rotationA.*rotationB は回転 rotationA の各要素と回転 rotationB の対応する要素を乗算することで回転を要素単位で乗算し、その積として回転 rotationC を返します。

入力引数

transformationA — 最初の変換

se2 オブジェクト | se3 オブジェクト | 変換オブジェクトの N 要素配列

最初の変換。スカラーの se2 オブジェクト、スカラーの se3 オブジェクト、あるいは変換オブジェクトの N 要素配列として指定します。N は変換の合計数です。

transformationA を配列として指定する場合、各要素が同じタイプでなければなりません。

transformationA または transformationB は、同じタイプのスカラー変換オブジェクトでなければなりません。たとえば、transformationA が se2 オブジェクトの配列である場合、transformationB はスカラーの se2 オブジェクトでなければなりません。

transformationB — 最後の変換

se2 オブジェクト | se3 オブジェクト | 変換オブジェクトの N 要素配列

最後の変換。スカラーの se2 オブジェクト、スカラーの se3 オブジェクト、あるいは変換オブジェクトの N 要素配列として指定します。N は変換の合計数です。

transformationB を配列として指定する場合、各要素が同じタイプでなければなりません。

transformationA または transformationB は、同じタイプのスカラー変換オブジェクトでなければなりません。たとえば、transformationA が se2 オブジェクトの配列である場合、transformationB はスカラーの se2 オブジェクトでなければなりません。

rotationA — 最初の回転

so2 オブジェクト | so3 オブジェクト | 回転オブジェクトの N 要素配列

最初の回転。スカラーの so2 オブジェクト、スカラーの so3 オブジェクト、あるいは回転オブジェクトの N 要素配列として指定します。N は回転の合計数です。

rotationA を配列として指定する場合、各要素が同じタイプでなければなりません。

rotationA または rotationB は、同じタイプのスカラー回転オブジェクトでなければなりません。たとえば、rotationA が so2 オブジェクトの配列である場合、rotationB はスカラーの so2 オブジェクトでなければなりません。

rotationB — 最後の回転

so2 オブジェクト | so3 オブジェクト | 回転オブジェクトの N 要素配列

最後の回転。スカラーの so2 オブジェクト、スカラーの so3 オブジェクト、あるいは回転オブジェクトの N 要素配列として指定します。N は回転の合計数です。

rotationB を配列として指定する場合、各要素が同じタイプでなければなりません。

rotationA または rotationB は、同じタイプのスカラー回転オブジェクトでなければなりません。たとえば、rotationA が se2 オブジェクトの配列である場合、rotationB はスカラーの se2 オブジェクトでなければなりません。

出力引数

transformationC — 変換の積

se2 オブジェクト | se3 オブジェクト | 変換オブジェクトの N 要素配列

変換の積。スカラーの se2 オブジェクト、スカラーの se3 オブジェクト、または transformationA および transformationB と同じ変換タイプの N 要素配列として返されます。N は、transformationA と transformationB のうちの長い方の引数の長さであり、各行は transformationA と transformationB 間の積を表します。

rotationC — 回転の積

so2 オブジェクト | so3 オブジェクト | 回転オブジェクトの N 要素配列

回転の積。スカラーの so2 オブジェクト、スカラーの so3 オブジェクト、または rotationA および rotationB と同じ回転タイプの N 要素配列として返されます。N は、rotationA と rotationB のうちの長い方の引数の長さであり、各行は rotationA と rotationB 間の積を表します。

バージョン履歴

R2023b で導入

参考

関数

• mrdivide, / | rdivide, ./ | mtimes, *

オブジェクト

• se2 | se3 | so2 | so3