固定小数点 C コードの生成
メモ
固定小数点コードを MATLAB® から生成するには、Fixed-Point Designer™ 製品と MATLAB Coder™ 製品の両方が必要です。また、C コンパイラも必要です。
この例では、2 つの入力値を乗算して累積するシンプルな関数のコードを生成する方法を説明します。このタイプのコードは、外部ハードウェアに組み込むことができます。関数は次のようになります。
function acc = mult_acc(x,a,acc)
acc = accumpos(acc,x*a);
このコードはテスト ベンチ入力の定義、必要なコード生成プロパティの設定およびコード生成を行います。テスト ベンチ入力は固定小数点数値として指定します。入力 x は 1 つの乱数、a は 0.9 で、アキュムレータ acc は 0 に初期化されます。coder.HardwareImplementation オブジェクトでは、生成コードに影響を与える外部ハードウェアのプロパティを指定します。この例では、40 ビットのアキュムレータを指定します。coder.CodeConfig オブジェクトには、コード生成に直接影響を与えるプロパティがあります。codegen コマンドは、関数および構成オブジェクトを入力引数として取り、組み込み可能な C コードを生成します。
x = fi(rand,true,16,15); a = fi(0.9,true,16,15); acc = fi(0,true,40,30); %% hi = coder.HardwareImplementation; hi. ProdHWDeviceType = 'Generic->Custom' hi. TargetHWDeviceType = 'Generic->Custom' hi.TargetBitPerLong = 40; hi.ProdBitPerLong = 40; hc = coder.config('lib'); hc.HardwareImplementation = hi; hc.GenerateReport = true; codegen mult_acc -config hc -args {x,a,acc}
生成される C コードは次のようになります。
/* Include Files */
#include "mult_acc.h"
/* Function Definitions */
/*
* Arguments : short x
* short a
* long *acc
* Return Type : void
*/
void mult_acc(short x, short a, long *acc)
{
*acc += x * a;
}メモ
サポートされているコード生成用の関数のリストについては、C/C++ コードの生成でサポートされている関数およびオブジェクトを参照してください。