実行可能プログラムの生成
次の図は、プログラムのビルドの処理方法を示しています。
ビルド プロセスの最終段階で、ビルド プロセスは生成された makefile model
.mk
を実行し、その makefile によって生成されたコードのコンパイルとリンクが行われます。PC プラットフォームでは、生成された makefile を実行するためのバッチ ファイルが作成されます。バッチ ファイルは、make
ユーティリティと関連のコンパイラ ツールを実行するための環境をセットアップします。C ファイルの再コンパイルを避けるために、make
ユーティリティはオブジェクトと C ファイルの間の依存関係の日付を調べ、日付が古くなっているソース ファイルのみをコンパイルします。必要に応じて、makefile は結果の実行可能イメージをターゲット ハードウェアにダウンロードできます。
上の図の制御ロジックに示されているように、この段階は省略可能です。この段階を省略することを選択できます (たとえば、組み込みマイクロコントローラー基板をターゲットにしている場合)。
この段階の処理を省略するには、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスで [コード生成のみ] チェック ボックスをオンにします。これで、コードをクロスコンパイルして、ターゲット ハードウェアにダウンロードできます。
[コード生成レポートを作成] チェック ボックスもオンにすると、コード ジェネレーターでは HTML レポートが生成されます。レポートを確認するには、[C コード] タブで、[最新レポートを開く] を選択します。次の例は、汎用リアルタイム (GRT) システム ターゲット ファイルのコード生成レポートです。