サードパーティ ツールによるコード カバレッジの設定
最上位モデルまたは Model ブロックの SIL シミュレーションまたは PIL シミュレーションにおいて、サードパーティ ツールを使用して生成コードのコード カバレッジ メトリクスを収集できます。Embedded Coder® では、次のツールがサポートされます。
LDRA Software Technology の LDRA ツール スイート。このツールのインストールと使用の詳細については、https://ldra.comを参照してください。
LDRA コード カバレッジは SIL と PIL でサポートされます。
Bullseye Testing Technology の BullseyeCoverage。このツールのインストールと使用の詳細については、www.bullseye.com を参照してください。
BullseyeCoverage のコード カバレッジは SIL と一部の PIL でサポートされます。
メモ
BullseyeCoverage での SIL および PIL シミュレーションのサポートは将来のリリースで削除されます。
最上位モデルまたは Model ブロックの SIL シミュレーションまたは PIL シミュレーションで使用するコード カバレッジ ツールを設定するには、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスで [検証] ペインを選択します。
[サードパーティ ツール] ドロップダウン リストから、
BullseyeCoverage
やLDRAcover or LDRA tool suite
などのツールを選択します。[構成] をクリックして [コード カバレッジ設定] ダイアログ ボックスを開きます。
[インストール フォルダー] フィールドで、カバレッジ ツールがインストールされている場所を指定します。[参照] をクリックすると、[インストール フォルダーの選択] ダイアログ ボックスが開き、カバレッジ ツールがインストールされているフォルダーに移動できます。ツールのバージョンが検出されて表示されます。
既定では、次のパラメーターが有効になっています。
次のモデルのコード カバレッジ — 現在の (最上位) モデルのカバレッジ データを生成します。
参照モデルのコード カバレッジ — 現在の (最上位) モデルで参照しているモデルのデータを生成します。
最上位モデルに Model ブロックがある場合、これらの最上位モデルのパラメーターで参照モデルの対応するパラメーターがオーバーライドされます。
[OK] をクリックします。
LDRA ツール スイートでは次のようになります。
累積コード カバレッジの評価は、既存のソース ファイルのセットに新しいファイルを最後に追加した時点から始まります。たとえば、次の場合は既存のコード カバレッジ結果が削除されます。
既存のコード生成フォルダーを使用して新しいモデルでシミュレーションを実行。
結果として追加のソース コード ファイルがインストルメント化されるシミュレーションを実行。
モデルのシミュレーションを SIL と PIL で切り替えると、SIL シミュレーションと PIL シミュレーションについて別個の累積コード カバレッジ結果が生成されます。
参照階層のモデルについて、関数の実行時間の計測とコード カバレッジの同時実行はサポートされません。
関連するトピック
- Configure and Run SIL Simulation
- SIL/PIL Manager Verification Workflow
- Configure Code Coverage Programmatically
- View Code Coverage Information at the End of SIL or PIL Simulations
- Collect Code Coverage Metrics with a Third-Party Tool
- コード カバレッジ ツールのサポート
- Minor SIL and PIL Differences for LDRA Tool Suite
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- Code Coverage for Models in Software-in-the-Loop (SIL) Mode and Processor-in-the-Loop (PIL) Mode