exist

クラス: coder.dictionary.Section
名前空間: coder.dictionary

Embedded Coder ディクショナリのセクションにコード定義が存在するかどうかを判別

R2019b 以降

構文

tf = exist(sectionObj,defName)


説明

tf = exist(sectionObj,defName) は、sectionObj で表される Embedded Coder ディクショナリのセクションに名前 defName の定義が含まれている場合に true を返します。

入力引数

sectionObj — Embedded Coder ディクショナリのセクション

coder.dictionary.Section オブジェクト

Embedded Coder ディクショナリのセクション。coder.dictionary.Section オブジェクトとして指定します。

defName — Embedded Coder ディクショナリの定義の名前

文字ベクトル | string スカラー

Embedded Coder ディクショナリの定義の名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

例: 'StorageClass2'

出力引数

tf — true または false の結果

1 | 0 | logical 配列

true または false の結果。データ型 logical の 1 または 0 として返されます。

例

ストレージ クラスが存在するかどうかの確認

モデル RollAxisAutopilot を開き、coder.Dictionary オブジェクトを使用して Embedded Coder ディクショナリを表します。このオブジェクトを使用してディクショナリの [ストレージ クラス] セクションにアクセスします。このセクションには、ストレージ クラスの定義が格納されます。

openExample('RollAxisAutopilot')
coderDictionary = coder.dictionary.open('RollAxisAutopilot');

Embedded Coder ディクショナリの [ストレージ クラス] セクションを表す coder.dictionary.Section オブジェクトを作成します。

storageClassesSect = getSection(coderDictionary, 'StorageClasses');

[ストレージ クラス] セクションにサンプルのストレージ クラス SignalStruct が含まれているかどうかを確認します。

exist(storageClassesSect,'SignalStruct')

ans =

  logical

   1

ストレージ クラスを削除し、定義がまだ存在しているかどうかを確認します。

deleteEntry(storageClassesSect,'SignalStruct');
exist(storageClassesSect,'SignalStruct')

ans =

  logical

   0

バージョン履歴

R2019b で導入

参考

coder.Dictionary | coder.dictionary.Section | coder.dictionary.Entry