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mcc コマンド ライン引数 (タスク別)

COM コンポーネント

オプション説明コメント
-u

開発マシンのみで、現在のユーザーに対する COM コンポーネントの登録を行います。

汎用 COM コンポーネントと Microsoft® Excel® アドインのみで有効です (MATLAB® Compiler™ が必要)。

デプロイ可能なアーカイブ

オプション説明コメント

-a path

path をデプロイ可能なアーカイブに追加します。

フォルダー名を指定した場合、フォルダー内のすべてのファイルが追加されます。ワイルドカード (*) を使用した場合、ワイルドカードに一致するすべてのファイルが追加されます。

-C

既定の設定で C/C++ と main/Winmain の共有ライブラリおよびスタンドアロン バイナリにデプロイ可能なアーカイブを組み込まないように mcc に指示します。

なし

-h filename

カスタム ヘルプ テキスト ファイルを指定します。

-? または /? を使用して実行時にヘルプ ファイルの内容を表示します。スタンドアロン アプリケーション、C/C++ 共有ライブラリ、COM、Excel の各ターゲットで有効です。

ソース コードの保護

オプション説明コメント
-j

自動的にすべての .m ファイルを P ファイルに変換してからパッケージ化します。

 
-k "file=<key_file_path>;loader=<mex_file_path>"

AES 暗号化キーと、実行時に復号化キーを取得するための MEX ファイルのローダー インターフェイスを指定します。

-k の後に引数を指定しないと、mcc は 256 ビットの AES キーとローダー MEX ファイルを生成します。

-s エンド ユーザーからのデプロイ可能なアーカイブ (.ctf ファイル) 内でフォルダー構造とファイル名を難読化します。 

デバッグ

オプション説明コメント
-?

ヘルプ メッセージを表示します。

なし

-g

デバッグ情報を生成します。

なし

-G

-g と同じです。

なし

-K

エラーによってコンパイルが途中で終了する場合に、出力ファイルを削除しないように mcc に指示します。

mcc の既定の動作では、コマンドが正常に実行されない場合はすべての部分出力が破棄されます。

-v

詳細な出力。コンパイル手順を表示します。

なし

-W type

ラッパー関数の生成を制御します。

type = main cpplib:<string> lib:<string> none com:compname,clname,version

Excel アドイン用の MATLAB Compiler

オプション説明コメント
-b

Excel 互換の数式関数を生成します。

MATLAB Compiler が必要です。deploytool アプリでは使用できません。

-u

開発マシンのみで、現在のユーザーに対する COM コンポーネントの登録を行います。

汎用 COM コンポーネントと Microsoft Excel アドインのみで有効です (MATLAB Compiler が必要)。

MATLAB パス

オプション説明コメント
-I directory

フォルダーを MATLAB ファイルの検索パスに追加します。

 
-N

すべてのパスを消去しますが、最低限フォルダーのセットが必要です。

なし

-p directory

順序を考慮するコンパイル パスに directory を追加します。

-N オプションが必要です。

mbuild

オプション説明コメント
-f filename

mbuild を呼び出したとき、指定したオプション ファイル filename を使用します。

mbuild -setup を推奨します。

-M string

文字列を mbuild へ渡します。

コンパイル時のオプションの定義に使用します。

MATLAB Runtime

オプション説明コメント

-R option

MATLAB Runtime の実行時オプションを指定します。

option = -nojvm -nodisplay '-logfile,filename' -startmsg -completemsg filename

-S

シングルトン MATLAB Runtime を作成します。

汎用 COM コンポーネントの既定の設定。Microsoft Excel および Java® のパッケージで有効です。

既定入力のオーバーライド

オプション説明コメント
-B filename[:arg[,arg]]

mcc コマンド ラインの -B filenamefilename (バンドル) の内容で置き換えます。

ファイルは、mcc コマンド ライン オプションのみを含む必要があります。以下は MathWorks® が提供するオプション ファイルです。

  • -B csharedlib:foo (C 共有ライブラリ)

  • -B cpplib:foo (C++ ライブラリ)

deploytool アプリでは使用できません。

既定出力のオーバーライド

オプション説明コメント
-d directory

指定したフォルダーに出力を保存します。

なし

-e

スタンドアロン アプリケーションの生成時に MS-DOS コマンド ウィンドウを表示しないようにします。

-m オプションの代わりに、-e を使用します。Windows® のみで使用できます。エラー ログを生成するには、-R オプションとともに使用します。 -W WinMain -T link:exe と等価です。

スタンドアロン アプリ コンパイラは、既定で MS-DOS コマンド ウィンドウを非表示にします。表示するには、[ランタイム追加設定] エリアで [Windows の実行コマンド シェル (コンソール) を表示しない] を選択解除します。

-o outputfile

最終的な出力ファイルの名前を指定します。

適切な拡張子を追加します。

ラッパーとライブラリ

オプション説明コメント
-c

生成された C ラッパー コードのコンパイルとリンクが省略されます。

-l オプションと併用する必要があります。

-l

関数ライブラリを生成するマクロです。

-W lib -T link:lib と等価です

-m

スタンドアロン アプリケーションを生成するためのマクロです。

-W main -T link:exe と等価です

-W type

ラッパー関数の生成を制御します。

type = main cpplib:<string> lib:<string> none com:compname,clname,version

ライセンス

オプション説明コメント
-Y licensefile

MATLAB Compiler ライセンスをチェックアウトするときに、licensefile を使用します。

-Y フラグはコマンド ライン モードでのみ動作します。

>>!mcc -m foo.m -Y license.lic