Polyspace デスクトップ ユーザー インターフェイスでのオレンジ チェックの表示の範囲設定
この例では、Polyspace® デスクトップ ユーザー インターフェイスに表示されるオレンジ チェックの数およびタイプを制御する方法を示します。Polyspace Access™ Web インターフェイスでの同等のワークフローについては、Create Custom Filter Groups in Polyspace Access Web Interface (Polyspace Access)を参照してください。
この例では、Polyspace デスクトップ ユーザー インターフェイスの [結果のリスト] ペインに表示されるオレンジ チェックの数およびタイプを制御する方法を示します。[結果のリスト] ペインのツール バーの左にあるドロップダウン リストを使用します。レビューの負担を減らすには、次のいずれかを行います。
重要なオレンジ チェックのみの表示。
ドロップダウン リストのオプション [Critical checks] を使用します。詳細については、Polyspace Code Prover での重要なオレンジ チェックを参照してください。
特定のチェック タイプのオレンジ チェックについて、ドロップダウン リストの追加オプションを使用して数を制限したり非表示にしたりします。
事前定義されたオプションをリストに追加することも、独自のオプションを作成することもできます。独自のオプションを作成する場合、組織内の開発者が少なくとも特定の数または割合のオレンジ チェックをレビューできるようにオプション ファイルを共有できます。
[ツール] 、 [基本設定] を選択します。
[レビュー スコープ] タブで、以下のいずれかを行います。
事前定義されたオプションを [結果のリスト] ペインのドロップダウン リストに追加するには、[品質目標スコープを含める] を選択します。
[スコープ名] リストには、追加オプションである
[HIS]、[SQO-4]、[SQO-5]および[SQO-6]が表示されます。オプションを選択し、範囲値を確認します。オレンジ チェックに加え、オプションによりコード メトリクスの表示に範囲が適用されます。オプション
[HIS]にはコード メトリクスのみが表示されます。事前定義されたオプションについての詳細は、ソフトウェア品質目標に照らした Polyspace Code Prover の結果の評価を参照してください。[結果のリスト] ペインのドロップダウン リストに独自のオプションを作成するには、[新規] を選択します。オプション ファイルを保存します。
左側のペインで、[実行時チェック] を選択します。右側のペインで、チェックを完全に非表示にするには、チェックの横にあるボックスをオフにします。チェックを部分的に非表示にするには、表示対象の 100 より小さい割合を指定します。
[数値] などのカテゴリに属するすべてのチェックを非表示にするには、カテゴリ名の横にあるボックスをオフにします。カテゴリについての詳細は、実行時チェックを参照してください。カテゴリでのチェックの一部のみが選択される場合、カテゴリ名の横にあるチェック ボックスには、記号
が表示されます。割合の代わりに、数値または文字列
ALLを指定できます。数値を指定するには、[チェック割合の指定] のチェック ボックスをオフにします。
[適用] または [OK] を選択します。
[結果のリスト] ペインの [結果のリスト] ペインのドロップダウン リストに追加オプションが表示されます。
必要な範囲に対応したオプションを選択します。指定する数値または割合のみが [結果のリスト] ペインに残ります。
絶対数を指定する場合、Polyspace はそのオレンジ チェックの数を表示します。
割合を指定する場合、Polyspace はグリーン チェックおよびオレンジ チェックの合計の割合を計算します。その後、ソフトウェアはその割合がグリーン チェックのみで構成されているかどうかを考慮します。グリーン チェックがこの割合を構成していない場合、ソフトウェアは次に、割合を構成するのに十分なオレンジ チェックを表示します。たとえば、60 と指定する場合、ソフトウェアは 60% のグリーン チェックおよびオレンジ チェックがグリーン チェックのみで構成されるのかをチェックします。それ以外の場合は、60% を構成するのに十分なオレンジ チェックが表示されます。
割合を指定してレビュー スコープを使用すると、少なくとも 60% の (グリーン + オレンジ) チェックがグリーンまたは正当化されたオレンジであることが確実になります。チェックを正当化するには、
[No action planned]または[Justified]の [ステータス] を割り当てなければなりません。詳細については、Polyspace ユーザー インターフェイスでのバグ修正または正当化による結果への対処を参照してください。