Polyspace デスクトップ ユーザー インターフェイスのカスタマイズ
既定のプロジェクトの保存場所やソース コードの既定フォント サイズなど、Polyspace® ユーザー インターフェイスのさまざまな特性をカスタマイズできます。[ツール] 、 [基本設定] を選択します。
可能なカスタマイズ
既定のフォント サイズの変更
Polyspace ユーザー インターフェイスの既定フォント サイズを変更するには、[その他] タブを選択します。
ユーザー インターフェイス上のラベルのフォント サイズを大きくするには、[GUI フォント サイズ] の値を選択します。
たとえば、既定のサイズから 1 ポイント大きくするには、
[+1]
を選択します。[ソース] ペインおよび [コード エディター] ペイン上のコードのフォント サイズを大きくするには、[ソース コードのフォント サイズ] の値を選択します。
Polyspace を再起動すると、より大きなフォント サイズで表示できます。
外部テキスト エディターの指定
ソース ファイルを Polyspace インターフェイスから開くための既定のテキスト エディターを変更できます。既定では、ユーザー インターフェイスからソース ファイルを開くと、[コード エディター] タブ上で開きます。外部エディターでソース ファイルを編集する場合、この既定の動作を変更できます。
テキスト エディターを変更するには、[エディター] タブを選択します。[テキスト エディター] ドロップダウン リストから [外部] を選択します。[テキスト エディター] フィールドで、使用するテキスト エディターへのパスを指定します。以下に例を示します。
C:\Program Files\Windows NT\Accessories\wordpad.exe
テキスト エディターでソース コードの正しい行と列が表示されるようにするには、Polyspace マクロ $FILE
、$LINE
および $COLUMN
を使用してエディターのコマンド ライン引数を指定します。引数を指定後、[結果のリスト] ペインでチェックを右クリックして [エディターを開く] を選択するとチェックの位置でソース コードが開きます。
Polyspace では次のエディターのコマンド ライン引数が既に指定されています。[Emacs]
、[Notepad++]
(Windows® のみ)、[UltraEdit]
、[VisualStudio]
、[WordPad]
(Windows のみ)、および [gVim]
。これらのいずれかのエディターを使用する場合は、[引数] のドロップダウン リストで選択します。別のテキスト エディターを使用している場合は、ドロップダウン リストから [Custom]
を選択し、表示されるフィールドにコマンド ライン オプションを入力します。
コンソール ベースのテキスト エディターの場合は、ターミナルを作成しなければなりません。たとえば、vi
を指定するには、次の手順を実行します。
[テキスト エディター] フィールドに、
/usr/bin/xterm
と入力します。[引数] ドロップダウン リストから、
[Custom]
を選択します。右側のフィールドに、
-e /usr/bin/vi $FILE
と入力します。
組み込みのエディターに戻すには、[エディター] タブ上で、[テキスト エディター] ドロップダウン リストから [組み込み] を選択します。
結果フォルダーの命名規則の作成
既定では、結果ファイルはプロジェクト フォルダーのサブフォルダーに保存されます。解析を実行するときは、以前の実行の結果を上書きするか、新しい結果フォルダーを作成します。
[プロジェクトと結果フォルダー] タブで、次の方法で解析結果フォルダーをカスタマイズできます。
実行するたびに新しい結果フォルダーを作成する場合は、フォルダーの命名規則を定義できます。結果フォルダーの命名規則を指定するには、[結果フォルダー構成] セクションで、[書式オプション] の下にあるオプションを使用して結果フォルダーの命名規則を作成します。
たとえば、以下の結果フォルダーの命名規則では、解析のモジュール名と日時を使用しています。したがって、この規則を使用する Bug Finder の結果フォルダーには、
BF_Result_module_2_01_01_2020_22_30
のような名前が付けられます。結果はプロジェクトとは別に保存できます。[結果フォルダー構成] セクションで、結果を保存するルート フォルダーを指定し、ルート フォルダーのサブフォルダーにプロジェクトごとの結果を保存できます。
[親の結果フォルダーの場所] のルート フォルダーを指定します。
オプション [プロジェクト名を使用したサブフォルダーを追加] を選択します。
カスタム レビュー ステータスの作成
Polyspace の結果のレビュー時、To fix
や Justified
などのステータスを割り当てることができます。Polyspace ユーザー インターフェイスでのバグ修正または正当化による結果への対処を参照してください。
カスタム ステータスを作成して割り当てることもできます。新しいステータスを作成するには、次を行います。
[レビュー ステータス] タブを選択します。
[新規ステータスの追加] フィールドに新しいステータスを入力し、[追加] をクリックします。
オプションで、このレビュー ステータスが正当化された結果が Polyspace で考慮されるように指定するには、[追加] ボタンの横にあるチェック ボックスをオンにします。Polyspace ユーザー インターフェイスでのバグ修正または正当化による結果への対処も参照してください。
Polyspace ユーザー インターフェイスのカスタマイズの保存
本ソフトウェアでは、[Polyspace の基本設定] で指定した設定が次のファイルに保存されます。
Windows:
$Drive
\Users\$User
\AppData\Roaming\MathWorks\MATLAB\$Release
\Polyspace\polyspace.prfLinux®:
/home/
$User
/.matlab/$Release
/Polyspace/polyspace.prf
ここで、$Drive
はオペレーティング システム ファイルがあるドライブ (C:
など)、$User
はユーザー名、$Release
はリリース番号です。
次のファイルには、インストール済みの全 Polyspace 製品リリースの場所が保存されています。
Windows:
$Drive
\Users\$User
\AppData\Roaming\MathWorks\MATLAB\polyspace_shared\polyspace_products.prfLinux :
/home/
$User
/.matlab/polyspace_shared/polyspace_products.prf