このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。
Polyspace 実行時の問題に関するテクニカル サポートへのお問い合わせ
このトピックでは、MathWorks® テクニカル サポートが Polyspace® の実行中に発生した問題をトラブルシューティングする際に必要となる可能性がある情報について説明します。Polyspace Access™ での同様の情報については、Contact Technical Support About Polyspace Access Issues (Polyspace Access)を参照してください。
Polyspace 解析の開始後にコンパイル エラーやその他の問題が発生した場合、または Polyspace 結果のレビューに関するヘルプが必要な場合には、Polyspace Bug Finder でのトラブルシューティングのトラブルシューティングのヒントを参照してください。
それでも自力で問題を解決できない場合、このページから MathWorks テクニカル サポートにお問い合わせください。MathWorks アカウントのログインとパスワードが必要です。Polyspace での問題をより早く解決するには、必要となるシステム情報に加えて、問題を再現する該当コードまたは検証ログ ファイルを提供します。
システム情報の提供
サポート リクエストを入力時に、以下のシステム情報を入力します。
インストールされている Polyspace 製品
ライセンス番号
オペレーティング システム
ハードウェア構成
利用可能な Polyspace ライセンス
構成情報を取得するには、次のいずれかを行います。
Polyspace ユーザー インターフェイスで、[ヘルプ] 、 [Polyspace について] を選択します。
コマンド ラインで Polyspace インストール フォルダー、たとえば
C:\Program Files\Polyspace\R2025a
(Windows®) または/usr/local/Polyspace/R2025a
(UNIX®) に移動して、製品とプラットフォームに対応するコマンドを実行します。製品 コマンド Polyspace Bug Finder™
Polyspace Code Prover™
UNIX
polyspace/bin/polyspace-bug-finder -ver
Windows
polyspace\bin\polyspace-bug-finder.exe -ver
-ver
も参照してください。Polyspace Bug Finder Server™
Polyspace Code Prover Server
UNIX
polyspace/bin/polyspace-bug-finder-server -ver
Windows
polyspace\bin\polyspace-bug-finder-server.exe -ver
-ver
も参照してください。クライアント マシンからサーバー マシンに解析の負荷を移行するように Polyspace を構成する場合にクライアント マシンからサーバー マシンのシステム構成を取得するには、コマンドにオプション
-batch -scheduler
を追加します。以下に例を示します。MJSName@host
ここで、polyspace/bin/polyspace-bug-finder -ver -batch -scheduler MJSName@host
MJSName
は MATLAB® Parallel Server™ クラスターのヘッド ノードの MATLAB ジョブ スケジューラの名前、host
はこのクラスターのヘッド ノードをホストするサーバー マシンのホスト名です。
問題についての情報の提供
問題によっては、適切なアーティファクトを提供して、テクニカル サポートが問題を理解および再現できるようにします。
コンパイル エラー
プロジェクトでコンパイルの問題に直面した場合、コンパイル エラーのトラブルシューティングを参照してください。引き続き問題がある場合、次の情報とともにテクニカル サポートにお問い合わせください。
解析ログ。
解析ログは、結果フォルダーに生成される
Polyspace_
というタイトルのテキスト ファイルです。そこにはエラー メッセージや、解析で使用されたオプションなどの関連情報が含まれます。version
_project
_date
_time
.logコンパイル エラーに関連したソース ファイルまたは結果フォルダー全体 (可能な場合)。
ソース ファイルを提供できない場合、次の手順に従います。
コンパイルの問題の原因となるソース コード セクションのスクリーン ショットを提供してみてください。
別のコードで問題を再現してみてください。そのコードをテクニカル サポートに提供します。
Polyspace as You Code はコンパイル エラー メッセージの内容をログ ファイルに書き込みます。このログは、結果フォルダーに生成され、polyspace_err.log
というタイトルが付けられます。Polyspace as You Code でコンパイルの問題が発生した場合は、このログをテクニカル サポートに提供します。
ビルド システムからのプロジェクトの作成におけるエラー
ビルド システムからプロジェクトを作成する際にエラーが発生する場合は、プロジェクト作成のトラブルシューティングを参照してください。
引き続き問題がある場合、デバッグ情報と共にテクニカル サポートにお問い合わせください。デバッグ情報を提供するには、以下を行います。
コマンド ラインでオプション
-easy-debug
を指定してpolyspace-configure
を実行します。次に例を示します。polyspace-configure options -easy-debug pathToFolder buildCommand
ここで:
は、通常使用しているoptions
polyspace-configure
オプションのリストです。
は、buildCommand
make
など、使用しているビルド コマンドです。
は、デバッグ情報を保存するフォルダー (pathToFolder
C:\Temp\BuildLogs
など) です。polyspace-configure
の実行後、指定されたパスに名前がpscfg-output.zip
で終わる圧縮ファイルが含まれています。この圧縮ファイルには、デバッグ情報のみが含まれており、ビルドで追跡されたソース ファイルは含まれていません。
-easy-debug
の後でオプション-verbose
または-silent
を使用していないことを確認します。これらのオプションを使用すると、記録される情報が削減または変更されるため、デバッグが困難になる場合があります。詳細なデバッグを行うため、名前が
pscfg-output.zip
で終わるこの圧縮ファイルを MathWorks テクニカル サポートに送信します。
また、polyspace-configure
を実行するたびにデバッグ情報を含む圧縮ファイルを作成することもできます。これには、環境変数 PS_CONFIGURE_OPTIONS
を作成し、その値を次のように設定します。
-easy-debug pathToFolder
pathToFolder
は、デバッグ情報を保存するフォルダーです。検証結果
結果がわかりにくい場合、または必要な結果が表示されない場合は、以下を参照してください。
結果のレビューのトラブルシューティング:このセクションでは、Polyspace 結果のレビュー中に発生する一般的な問題について説明します。
Polyspace Bug Finder のすべての結果のリスト:このセクションでは個々のチェッカーの仕様を説明しています。チェッカーの検出結果や、チェッカーで予期されている検出結果が表示されない理由を説明するのに役立つ可能性があります。
それでも結果がよくわからない場合、次の情報とともにテクニカル サポートにお問い合わせください。
解析ログ。
解析ログは、結果フォルダーに生成される
Polyspace_
というタイトルのテキスト ファイルです。そこには解析で使用されたオプションなどの関連情報が含まれます。version
_project
_date
_time
.log結果に関連したソース ファイルまたは結果フォルダー全体 (可能な場合)。
ソース ファイルを提供できない場合、次の手順に従います。
Polyspace ユーザー インターフェイスの [ソース] ペインから関連するソース コードのスクリーン ショットの提供をお試しください。
別のコードで問題を再現してみてください。そのコードをテクニカル サポートに提供します。
Polyspace 解析統計ファイルを提供する (オプション)
問題によっては、.stats.zip
ファイルを提供するよう依頼される場合があります。このファイルは結果フォルダーにあり、使用されたオプション、解析の各フェーズにかかった時間、解析中に実行された各プロセスが消費したメモリなどの、解析に関する統計が含まれています。コードに関する識別情報はファイルに含まれません。
参考
トピック
- Contact Technical Support About Polyspace Access Issues (Polyspace Access)