メインコンテンツ

matlabrootPolyspace を参照することによる MATLAB のクラッシュの修正

問題

Polyspace® インストール環境の polyspaceroot\bin サブフォルダーには、MATLAB® 実行可能ファイルがあります。その理由は、Polyspace の一部の機能の内部で MATLAB エンジンを使用するからです。しかし、Polyspace に付属の MATLAB エンジンは大幅に縮小されており、ライセンスのアクティベーション後であってもエンド ユーザーは使用できません。

Polyspace インストール フォルダーから matlab.exe を開いて MATLAB コマンドを実行しようとすると、コマンド実行中に MATLAB がクラッシュする場合があります。クラッシュ ログには、MATLAB を Polyspace インストール フォルダー (C:\Program Files\Polyspace\R2025b など) から開いたことが示されます。

考えられる解決策

以下のような実行可能ファイルを実行することによって Polyspace インストール環境から MATLAB を開くことがないようにしてください。

C:\Program Files\Polyspace\R2025b\bin\matlab.exe
代わりに、以下のような実行可能ファイルを実行して、実際の MATLAB インストール環境から MATLAB を開いてください。
C:\Program Files\MATLAB\R2025b\bin\matlab.exe

使用している MATLAB インストール環境を確認するには、MATLAB コマンド ウィンドウで以下を入力します。

matlabroot
このコマンドは、MATLAB インストール環境のルートを表示します。

Polyspace を MATLAB コマンド ラインから実行できます。この使用方法であっても、MATLAB は "MATLAB のインストール フォルダー" から開くことと、MATLAB と Polyspace のインストール環境を統合するための準備手順を実行することが必要です。MATLAB や Simulink との Polyspace の統合を参照してください。

参考

トピック