ディスク最適化およびウイルス対策ソフトウェアによる Polyspace 実行のエラーまたは実行速度の低下の修正

問題

場合によっては、ウイルス対策ソフトウェアのチェックによって、Polyspace^® 解析の速度が顕著に低下することがあります。この低下は、Polyspace 解析で生成される一時ファイルがチェックされるために発生します。

単純なプロジェクトの解析速度が顕著に低下したり、次のようなエラーメッセージが表示されて解析が停止したりします。

Some stats on aliases use: 
  Number of alias writes:      22968 
  Number of must-alias writes: 3090 
  Number of alias reads:       0 
  Number of invisibles:        949 
Stats about alias writes: 
  biggest sets of alias writes: foo1:a (733), foo2:x (728), foo1:b (728) 
  procedures that write the biggest sets of aliases: foo1 (2679), foo2 (2266),
                                                             foo3 (1288) 
**** C to intermediate language translation - 17 (P_PT) took 44real, 44u + 0s (1.4gc) 
exception SysErr(OS.SysErr(name="Directory not empty", syserror=notempty)) raised. 
unhandled exception: SysErr: No such file or directory [noent] 


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---                                                                    --- 
---  Verifier has encountered an internal error.      --- 
---  Please contact your technical support.          --- 
---                                                                    --- 
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考えられる原因

ディスク最適化ツールまたはウイルス対策ソフトウェアがマシンで実行されています。

解析の開始後、実行中のプロセスをチェックし、ウイルス対策プロセスが原因で CPU 使用率 (およびメモリ使用率) が上昇しているかどうかを確認します。

解決法

以下を試してみます。

ディスク最適化ツールの停止。
ウイルス対策ソフトウェアの無効化。または、Polyspace が失敗せずに実行されるようにするウイルス対策ソフトウェアの例外ルールの設定。
たとえば、以下を試すことができます。
- ウイルス対策ソフトウェアを設定して、Polyspace の実行可能ファイルを許可します。
  たとえば、Windows^® のウイルス対策ソフトウェア Windows Defender の場合、Polyspace インストールフォルダーの C:\Program Files\Polyspace\R2019a、特にサブフォルダー polyspace\bin の .exe ファイルとサブフォルダー bin\win64 の polyspace で始まる .exe ファイル (例: polyspace-internal-connector.exe) を除外に追加できます。
- C:\Temp などの一時フォルダーがチェックプロセスから除外されるようにウイルス対策ソフトウェアを設定してください。
  Polyspace 解析中の一時ファイルの保存を参照してください。