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呼び出される関数の数がしきい値を超えている
説明
この欠陥は、本体内の個別の関数呼び出しの数がチェッカーの定義済みしきい値を超えている関数に対して報告されます。Polyspace が呼び出される関数の数を計算する方法について詳しくは、呼び出された関数の数
を参照してください。
Polyspace® は、ユーザーがしきい値を指定しない限り、既定のしきい値として 7 を使用します。しきい値を指定できる選択ファイルを指定するには、オプション [ファイルごとにチェッカーを設定] (-checkers-selection-file)
または [チェッカー アクティベーション ファイル] (-checkers-activation-file)
を使用します。
polyspace-comments-import
を使用して以前の解析からコメントをインポートすると、Polyspace は以前の結果のコード メトリクスの呼び出された関数の数
に関するレビュー情報を、このチェッカーの現在の結果にコピーします。現在の結果に同じコード メトリクスが含まれている場合、レビュー情報はそのコード メトリクスにもコピーされます。
リスク
このチェッカーに違反している場合は、次の可能性があります。
関数が他の多くの関数に依存しているため、依存する関数のいずれかに変更が加えられると、その変更によって予期しない動作が引き起こされる。
関数が実行するタスクが多すぎる。
モジュールで不測の、または計画外の状況に発展する。
これらの要因により、モジュールの保守とデバッグが困難になります。
修正方法
このチェックを修正するには、コードをリファクタリングするか、チェッカーのしきい値を変更します。コードをリファクタリングする場合は、コード内の関数を次のように設計します。
各関数が単一の特定のタスクを実行するようにする。
関数が他の関数に与える二次的影響を最小限にする。
ベスト プラクティスは、開発後のリファクタリング コストを回避するために、開発の早期段階でモジュールの複雑度をチェックすることです。
例
チェック情報
グループ: ソフトウェアの複雑度 |
言語: C | C++ |
頭字語: SC05
|
既定のしきい値: 7 |
バージョン履歴
R2021a で導入