MISRA C:2023 Rule 21.22
All operand arguments to any type-generic macros declared in <tgmath.h> shall have an appropriate essential type
R2024a 以降
説明
ルール定義
All operand arguments to any type-generic macros declared in <tgmath.h> shall have an appropriate essential type 1 .
根拠
tgmath.h で宣言されたジェネリック型のマクロは、実質的な符号付き型、実質的な符号なし型、または実質的な浮動小数点型の引数のみをサポートします。他の型の引数を使用すると、未定義の動作になります。実質的な型についての詳細は、MISRA C:2012 Rule 10.1 を参照してください。
これらのマクロのサブセットでは、実質的な複素数の浮動小数点型の引数を使用できません。たとえば、関数 atan2() は複素数の引数をサポートしません。これらのマクロで、実質的な複素数の浮動小数点型の引数を使用すると、未定義の動作になります。
Polyspace 実装
tgmath.h で宣言されたマクロが、次のいずれかのデータ型の引数とともに使用されている場合、ルール チェッカーは違反を報告します。
実質的な文字型。
実質的な boolean 型。
実質的な enum 型。
実質的な複素数の浮動小数点型 (マクロが複素数の浮動小数点型の引数をサポートしていない場合)。
トラブルシューティング
ルール違反を想定していてもその違反が表示されない場合、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照します。
例
チェック情報
| グループ: 標準ライブラリ |
| カテゴリ: Mandatory |
| AGC カテゴリ: Mandatory |
バージョン履歴
R2024a で導入
1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.
The MISRA coding standards referenced in the Polyspace® Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:
MISRA C:2004
MISRA C:2012
MISRA C:2023
MISRA C++:2008
MISRA C++:2023
MISRA and MISRA C are registered trademarks of The MISRA Consortium Limited 2021.