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MISRA C:2012 Rule 8.7
Functions and objects should not be defined with external linkage if they are referenced in only one translation unit
説明
このチェッカーは、既定の Polyspace® as You Code 解析では非アクティブにされます。Polyspace as You Code 解析で非アクティブにされるチェッカー (Polyspace Access)を参照してください。
ルール定義
Functions and objects should not be defined with external linkage if they are referenced in only one translation unit 1 .
根拠
このルールに準拠することで、識別子と別の翻訳単位やライブラリ内の同一識別子との間における混乱が回避されます。内部リンクをもたせる、あるいはリンクをなくしてオブジェクトの可視性を制限または低減すると、オブジェクトに誤ってアクセスする可能性が低くなります。
Polyspace 実装
ルール チェッカーは以下にフラグを設定します。
static指定子なしでファイル スコープで定義されているが、1 つのファイル内でしか使用されないオブジェクト。static指定子なしで定義されているが、1 つのファイル内でしか呼び出されない関数。
1 つのファイル内のみでオブジェクトまたは関数を使用する場合は、それを static として宣言します。
コードに main 関数が含まれておらず、値 custom と一緒に [初期化する変数] (-main-generator-writes-variables) などのオプションを使用して、初期化する変数のセットを明示的に指定した場合は、チェッカーがそれらの変数にフラグを設定しません。チェッカーは、実際のアプリケーションでは、現在変数を使用しているファイルに加えて、main を含むファイルでも変数を初期化する必要があると見なします。そのため、変数は複数の翻訳単位内で使用されます。
トラブルシューティング
ルール違反を想定していてもその違反が表示されない場合、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照します。
例
チェック情報
| グループ: 宣言と定義 |
| カテゴリ: 推奨 |
| AGC カテゴリ: 推奨 |
バージョン履歴
R2014b で導入
1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.
The MISRA coding standards referenced in the Polyspace Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:
MISRA C:2004
MISRA C:2012
MISRA C:2023
MISRA C++:2008
MISRA C++:2023
MISRA and MISRA C are registered trademarks of The MISRA Consortium Limited 2021.