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MISRA C++:2008 Rule 7-4-3

Assembly language shall be encapsulated and isolated

説明

ルール定義

Assembly language shall be encapsulated and isolated. 1

根拠

アセンブラ命令を実装間で移植するのは困難な場合があります。それらを関数にカプセル化して分離すると、コードを移植可能にするのに役立ちます。それにより、アセンブラ命令を追跡したり、コードの他の部分を変更せずに代わりの実装を提供したりすることが容易にできます。

Polyspace 実装

チェッカーは、関数呼び出し内でカプセル化されている場合を除き、asm ステートメントにフラグを設定します。

トラブルシューティング

ルール違反が想定されるものの、Polyspace® から報告されない場合は、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照してください。

すべて展開する

void DoSomething(void);

void Delay ( void ) {
    asm( "NOP"); //Compliant
    asm( "NOP"); //Compliant
}
void DoSomethingAndDelay (void) {
    DoSomething();
    Delay();// Assembler is encapsulated
    DoSomething();
    asm("NOP"); //Noncompliant
    DoSomething();
}

関数 DoSomethingAndDelay() 内の asm ステートメントは、通常の C コードと混在しているため、ルール違反になります。関数 Delay() 内の asm ステートメントは、この関数内に唯一存在する命令を形成するため、準拠しています。そのため、関数 Delay() は、アセンブラ命令を効果的にカプセル化します。

チェック情報

グループ: Declarations
カテゴリ: 必要

バージョン履歴

R2013b で導入


1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.

The MISRA coding standards referenced in the Polyspace Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:

  • MISRA C:2004

  • MISRA C:2012

  • MISRA C:2023

  • MISRA C++:2008

  • MISRA C++:2023

MISRA and MISRA C are registered trademarks of The MISRA Consortium Limited 2021.