MISRA C++:2008 Rule 5-0-15
Array indexing shall be the only form of pointer arithmetic.
説明
ルール定義
Array indexing shall be the only form of pointer arithmetic. 1
根拠
配列を走査するには、次の 2 つの方法があります。
- 配列インデックスをインクリメントまたはデクリメントしてから、その配列インデックスを使用して要素にアクセスします。 
- 配列を指すポインターをインクリメントまたはデクリメントしてから、そのポインターをデリファレンスします。 
最初の方法のほうがわかりやすく、エラーが発生しづらくなります。他の形式の明示的ポインター演算は、いずれも意図しないメモリ位置にアクセスするリスクをもたらします。
例外として、インクリメントまたはデクリメントするポインターに基づく反復子はこのルールに準拠しています。
Polyspace 実装
チェッカーは以下にフラグを設定します。
- すべてのポインターに対する算術演算、たとえば、 - p+I、- I+p、および- p-I。ここで、- pはポインターで、- Iは整数です。
- 非配列ポインターの配列インデックス付け。 
Polyspace® は、以下の標準の反復子タイプを含め、インクリメントまたはデクリメントするポインターに基づく反復子にフラグを設定しません。
- iterator
- cont_iterator
- reverse_iterator
- const_reverse_iterator
トラブルシューティング
ルール違反が想定されるものの、Polyspace から報告されない場合は、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照してください。
例
チェック情報
| グループ: Expressions | 
| カテゴリ: 必要 | 
バージョン履歴
R2013b で導入
1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.
The MISRA coding standards referenced in the Polyspace Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:
- MISRA C:2004 
- MISRA C:2012 
- MISRA C:2023 
- MISRA C++:2008 
- MISRA C++:2023 
MISRA and MISRA C are registered trademarks of The MISRA Consortium Limited 2021.