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MISRA C++:2008 Rule 2-13-3

A "U" suffix shall be applied to all octal or hexadecimal integer literals of unsigned type.

説明

ルール定義

A "U" suffix shall be applied to all octal or hexadecimal integer literals of unsigned type. 1

根拠

定数の符号属性は以下から判定されます。

  • 定数値。

  • 定数の基数: 8 進数、10 進数、16 進数。

  • さまざまな型のサイズ。

  • 使用されている任意の接尾辞。

接尾辞 u または U を使用しない限り、別の開発者はコードを見るときに、定数が符号付きか符号なしかを容易に判別できません。

Polyspace 実装

Polyspace® は、符号なし 8 進数または 16 進数の定数に接尾辞 U が付いていない場合に、このルールの違反を報告します。

このルールの違反を正しくチェックするには、コンパイラとターゲットを指定します。詳細は、以下を参照してください。

トラブルシューティング

ルール違反が想定されるものの、Polyspace から報告されない場合は、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照してください。

すべて展開する

この例では、符号なし整数リテラル 0x8000 に接尾辞 U がありません。このリテラルは 32 ビット環境では符号付きですが、16 ビット環境では符号なしになります。16 ビット環境では、このコードはルールに違反しています。このルール違反を確認するには、-targetc-167 などの 16 ビット プロセッサに設定してください。

typedef unsigned int uint;
void foo ( )
{
uint a = 0U; // Compliant
uint b = 0x8000; //Noncompliant for a 16-bit processor
}

チェック情報

グループ: Lexical Conventions
カテゴリ: 必要

バージョン履歴

R2013b で導入


1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.

The MISRA coding standards referenced in the Polyspace Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:

  • MISRA C:2004

  • MISRA C:2012

  • MISRA C:2023

  • MISRA C++:2008

  • MISRA C++:2023

MISRA and MISRA C are registered trademarks of The MISRA Consortium Limited 2021.