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MISRA C++:2008 Rule 2-10-3

A typedef name (including qualification, if any) shall be a unique identifier.

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説明

ルール定義

A typedef name (including qualification, if any) shall be a unique identifier. 1

根拠

typedef 名を再利用すると、コードがわかりにくくなり、保守が困難になります。間違った識別子を使用して、修正が困難なバグを引き起こす可能性があります。

Polyspace 実装

ルールでは、過去に宣言された typedef 名と識別子名が同じになっている識別子宣言に対して違反を報告します。チェッカーは、異なる名前空間で名前の競合が発生している状況にはフラグを設定しません。

トラブルシューティング

ルール違反が想定されるものの、Polyspace® から報告されない場合は、コーディング規約違反が想定どおりに表示されない理由の診断を参照してください。

例

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namespace NS1 {
    typedef int WIDTH;
}

namespace NS2 {
    float WIDTH; //Compliant
}

void f1() {
    typedef int TYPE;
}

void f2() {
    float TYPE; //Noncompliant
}

この例では、f2() での TYPE の宣言が f1() での typedef の宣言と競合しています。

チェッカーが WIDTH の再宣言にフラグを設定していないのは、この 2 つの宣言が異なる名前空間に属しているためです。

チェック情報

グループ: Lexical Conventions
カテゴリ: 必要

バージョン履歴

R2013b で導入

参考

トピック

1 All MISRA coding rules and directives are © Copyright The MISRA Consortium Limited 2021.

The MISRA coding standards referenced in the Polyspace Bug Finder™ documentation are from the following MISRA standards:

  • MISRA C:2004

  • MISRA C:2012

  • MISRA C:2023

  • MISRA C++:2008

  • MISRA C++:2023

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