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アンテナとアレイの回転

Antenna Toolbox™ でアンテナ素子を回転させるには、Tilt プロパティと TiltAxis プロパティを使用します。Tilt プロパティは、アンテナの回転角度を度単位で指定します。TiltAxis プロパティは、アンテナの 1 つ以上の回転軸 (XYZ) を指定します。

単一のアンテナ素子の回転

パッチ アンテナを作成します。既定では、このアンテナは XY 平面上にあります。

patch = patchMicrostrip;
show(patch)

アンテナを YZ 平面上に配置するには、Y 軸を中心に 90 度回転させます。回転は標準的な右手の法則に従います。

patch.TiltAxis ="Y"; 
patch.Tilt = 90;
show(patch)

パッチはグランド プレーンの背後にあるため見えません。パッチを表示するには、TiltAxis プロパティを [0 -1 0] に変更します。Tilt プロパティは 90 のままですが、回転軸が Y 軸になりました。TiltAxis ベクトルに含まれている負の値によって、右手の法則に基づく Y 軸を中心とした回転の向きが決まります。

patch.TiltAxis = [0 -1 0];
show(patch)

複数の軸を中心とした単一のアンテナ素子の回転

ダイポール アンテナを作成します。2 つの回転を同時に行い、アンテナの回転の向きを変更します。[0 1 0] で指定された軸を中心にアンテナを 90 度回転させ、[0 1 1] で指定された軸を中心にアンテナを 90 度回転させます。

d = dipole(Tilt=[90 90], TiltAxis=[0 1 0; 0 1 1])
dipole with properties:

        Length: 2
         Width: 0.1000
    FeedOffset: 0
          Tilt: [90 90]
      TiltAxis: [2x3 double]
show(d)

ダイポール背面の反射体の回転

ダイポール素子と反射体素子に対して Tilt プロパティと TiltAxis プロパティを使用することができます。グランド プレーンと平行または垂直なアンテナをモデル化する場合は、これらのプロパティを使用します。

反射体素子を作成します。既定では、ダイポールが反射体素子と平行になります。

r = reflector;
show(r)

このダイポールは反射体の励振素子になります。プロパティを表示します。

r.Exciter;
 dipole with properties:

        Length: 0.1500
         Width: 0.0050
    FeedOffset: 0
          Tilt: 90
      TiltAxis: [0 1 0]

Tilt プロパティおよび TiltAxis プロパティに基づき、このダイポール素子は y 軸を中心に 90 度回転していて、XY 平面と平行になっています。ダイポールを XY 平面と垂直にするには、ダイポールの Tilt プロパティを 0 度に変更します。

r.Exciter.Tilt = 0;
show(r)

反射体素子を回転させると、構造全体が指定された角度だけ回転します。アンテナ全体を回転させるには、reflector オブジェクトの Tilt プロパティを使用します。たとえば、反射体を X 軸を中心に 90 度回転させます。右手の法則に基づいて、反射体とダイポールが XZ 平面上に移動しました。

r = reflector;
r.Tilt = 90;
show(r)

アンテナ アレイの回転

アルキメデス螺旋から成るアレイを作成し、アレイ全体を X 軸と Y 軸を中心に 30 度回転させます。まず、スパイラル アンテナを 1 つ作成します。

s = spiralArchimedean;
l = linearArray(Element=s, ElementSpacing=0.1,...
NumElements=3, Tilt=30, TiltAxis=[1 1 0]);
show(l)

参考

トピック