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モデルにおける設計エラーの解析

設計エラー検出のワークフロー

モデルの設計エラーを解析するには、以下のワークフローを使用します。

  1. モデルが Simulink® Design Verifier™ ソフトウェアと互換であることを確認します。

  2. モデル内に Stateflow® オブジェクトがある場合、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [診断][Stateflow] ペインで、[到達不能の実行パス][エラー] に設定します。

  3. Simulink Design Verifier によるモデル内の設計エラー検出の方法を制御するオプションを指定します。

  4. Simulink Design Verifier 解析を実行します。

  5. 解析結果をレビューします。

解析結果の解釈

設計エラー検出解析を実行すると、既定では、解析結果がレビューしやすくなるように、4 色のうちのいずれかでモデル オブジェクトが強調表示されます。

モデル オブジェクトの強調表示色解析結果

グリーン

次の両方です。

  • デッド ロジックがないことが証明された。

  • 他の設計エラー検出チェックでエラーがないことが証明された。

レッド

少なくとも次のいずれかです。

  • デッド ロジックが見つかった。

  • 他の設計エラー検出チェックのいずれか 1 つでエラーが見つかった。

オレンジ

1 つ以上のオブジェクティブで、モデル オブジェクトにデッド ロジックまたは他の設計エラー検出エラーの 1 つがあるかどうかを判別できませんでした。この状況は次の場合に発生します。

  • 解析がタイムアウトした。

  • エラーが発生したかどうかを判別できない。この結果は次の理由によります。

グレー

モデル オブジェクトが解析に含まれていなかった。

スチール ブルー

このモデル オブジェクトのすべてのオブジェクティブが、解析時に指定されたフィルター ファイルを使用して除外または正当化された。

次の例にあるように、まず Simulink Design Verifier の [結果] ウィンドウに解析結果の概要が表示されます。

モデル内のオブジェクトをクリックすると、そのオブジェクトの結果の詳細が Simulink Design Verifier の [結果] ウィンドウに表示されます。

ヒント

既定では、Simulink Design Verifier の [結果] ウィンドウは常に最前面に表示されます。この設定を変更するには、 アイコンをクリックし、コンテキスト メニューで、[常に手前に表示] の横にあるチェック マークをオフにします。

[結果の概要] ウィンドウでの最新の解析結果のレビュー

モデル内のエラーの原因を修正するために解析結果を閉じた場合、解析結果をもう一度レビューすることが必要になる場合があります。モデルが変更されないままであれば、[結果の概要] ウィンドウで最新の解析結果を表示できます。

最新の結果を表示するには、[Design Verifier] タブの [結果の確認] セクションで、[結果の概要] をクリックします。

[結果の概要] ウィンドウからは、任意の Simulink Design Verifier 解析に対して次のタスクを実行できます。

  • フィルター エクスプローラーを開きます。

  • モデルにおける、解析結果の強調表示。

  • シミュレーション データ インスペクターにテストを表示。

  • 詳細な解析レポートの生成。

  • ハーネス モデルの作成。または既に存在する場合はモデルの開始。

    メモ

    反証または達成されたオブジェクティブがない場合、ハーネス モデルは作成できません。

  • テスト ケースを Simulink Test にエクスポート。

  • データ ファイルの表示。

  • ログ ファイルの表示。

モデル アドバイザーを使用した設計エラーのチェック

モデル アドバイザーから設計エラー検出解析を実行できます。これは他のモデル チェックを実行する必要がある場合に特に便利です。モデル アドバイザーからモデルを解析するには、次の高水準のワークフローに従います。

  1. Simulink Design Verifier によるモデル内の設計エラー検出の方法を制御するオプションを指定します。

  2. モデル アドバイザーを開きます。

  3. システム階層から、解析するモデルまたはモデル コンポーネントを選択します。

  4. 設計エラー検出解析の項目を展開します。[製品別] または [タスク別] のどちらかの下で Simulink Design Verifier を探します。

  5. モデルの互換性チェックを行っていない場合は、Simulink Design Verifier の互換性チェックを有効にします。

  6. 実行する設計エラー検出チェックを選択します。

  7. 選択したチェックを実行します。

  8. 解析結果をレビューします。

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