Main Content

FMU Import ブロックによる構造化データのインターフェイスの簡略化

この例では、FMU ブロックを使用して構造化データの Simulink インターフェイスを簡略化する方法を示します。FMU ブロックは、既存の Functional Mockup Unit (FMU) を Simulink® にインポートします。

この FMU ファイルは、2 つの入力バス信号 vehicle の加重平均を計算してバス配列に挿入する単純なシステムをモデル化しています。それぞれの入力バス信号には 4 つのバス要素 wheel が含まれています。各バス要素には 2 つのスカラー信号 positionspeed が含まれています。FMU は 2 つの構造体パラメーター WeightBias を受け入れ、それらを使用して次の入力信号の加重平均 ev を計算します。

ev.wheel(i).position = vehicle(1).wheel(i).position * Weight.v1 + Bias.v1 + vehicle(2).wheel(i).position * Weight.v2 + Bias.v2

ev.wheel(i).speed = vehicle(1).wheel(i).speed * Weight.v1 + Bias.v1 + vehicle(2).wheel(i).speed * Weight.v2 + Bias.v2

ここで、

i = 1...4.

FMU ファイルは、FMI 1.0 Model Exchange モードをサポートします。

FMU Import ブロックは、非バーチャル バス型をサポートします。構造体が FMU ファイル内の関連付けられている構造体と一致するバス オブジェクトを作成しなければなりません。バス オブジェクトの構造体に名前を付ける場合、FMU ファイルの modelDescription.xml で定義されている変数名を使用します。

参考

|

関連するトピック